ただでさえ出会い系というのは一般常識が通じない特殊な場所なのですが、SM出会い系ともなるとさらに特殊な文化といいますか、SM出会い系ならではのコツみたいなものがあります。
当然ながら初心者の人はそれを知らずに、しなくていいことをしたり、しなければならないことをしなかったりと、SM出会いにとって不利な言動をしてしまいがちです。
そこで今回は、SM出会い系デビューだという初心者のかたにむけて、気をつけたいポイントをまとめてみました! 続きを読む
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そこで今回は、SM出会い系デビューだという初心者のかたにむけて、気をつけたいポイントをまとめてみました! 続きを読む
SMプレイに興味があってもする相手がいない……そんな悩みを抱えたままSMプレイに恋い焦がれているSM予備軍は推定して数百万人はいると思われます。
特に多いのが「恋人や配偶者のパートナーに対してSMプレイ願望を打ち明けられない」という悩みです。
もし自分のSMプレイ願望を打ち明けたとして、引かれたり嫌われたらどうしよう……と思うと、なかなか言い出せないものです。
事実わたしもそうでした。もう10年以上前の話になりますが、結婚も考えるほど真面目に交際していた相手でしたから「万が一」の時を考えるとずっと黙っているしかなかったのをよく覚えています。
結局、その相手とは結婚せずに他の原因で別れることになり、それをきっかけにSM出会い系に目覚めてしまったのでいまも独身のままなのですが……(笑)
わたしのようにSM出会い系でSM専用のパートナーを探すのも一つの手だと思います。実際、恋人や配偶者がいるのにSM出会い系を利用している人は非常に多いですからね。
それも一つの解決策ではありますが、今回は正式なパートナーとSMプレイを始める際の心構えやお願いの仕方を紹介したいと思います。
不思議なことに、この日本という国では「あなたはSかMか」といった話はカジュアルな話題として扱われています。
初対面の合コンなどで「◯◯ちゃんって実はMでしょ?」なんていきなり聞くのも珍しい光景ではないですからね。
恋人や配偶者としてふつうにセックスをしているのであれば、なおさらSかMかを聞くのは変なことでも何でもなく自然なことです。
わざわざ聞かなくてもパートナーのことであればわかるかもしれませんが「直接相手に聞いて確認する」という行為が大事なのです。
もしここで自分がいじめたい側だったとして「わたしけっこうSなんだよね」と言われても諦めるのは早いです。
お互いにS同士だったとしても、まずはぐっとこらえてこちらがM側にまわって話を合わせてみましょう。
会話の中で「それならちょっとやってみてもいいかも」くらいに思わせれば、こちらのものです。
もっともスタンダードで、恋人や配偶者とSMパートナーに慣れた人のほとんどは普段のエッチのなかから発展させていったケースでしょう。
セックスはパートナーとの大事なコミュニケーションのひとつです。その中で工夫や変化を取り入れていくのはごく当たり前のことです。
軽く手首をしばってみたり、目隠しをしてみたり、ローターや小さめのバイブを取り入れてみたり……そのへんであれば、極端な拒否反応を示すこともないでしょう。
そうして少しずつ「ソフトSMプレイが当たり前」の環境に慣らしていくのです。
するともう少しハードなプレイだったり、露出プレイや羞恥プレイといった「次の段階」へと進みやすくなります。
コツとしてはあくまでも「その場の思いつき」であるかのように振る舞うことですね。例えば普段身につけているネクタイやベルトといったアイテムで軽くしばるといった感じです。
もしくはドンキで買い物中に大人のおもちゃコーナーへそれとなく誘導し、こんなのあるんだ~おもしろそうだね!と、カジュアルなノリで冗談っぽく買ってみたりなど。
いくらソフトSM行為だとはいえ、専用のロープやアイマスク、見たこともない大人のおもちゃが事前に用意されていると、間違いなく引かれてしまいますよ(笑)
相手がSかMかどうかを確認し、実際にエッチの中でソフトSM行為が当たり前になってきたのであれば、もう本格的なSMプレイを楽しむ準備は万端といえるでしょう。
すでに自分もソフトSMとはいえ片足をつっこんでいるわけなのですから、自分のSM嗜好を打ち明けたところで嫌われたり別れたりするようなことにはまずなりません。
しかし、ソフトSMとハードSMには大きな差があります。ソフトSMには痛みや苦しみを伴う行為はほぼありませんが、ハードは痛みや苦しみを信頼関係の裏付けによって快楽に変えていくため、避けては通れません。
ソフトSMがたのしかったからハードもやってみたけど、私には合わなかった……というケースはゴマンとあります。
もしそうなってしまった場合は残念ですが、あきらめましょう。SMプレイで「無理強い」することはタブーなのですから。
むしろハードSMを試してくれたパートナーには最大限の感謝を送るべきなのです。
恋人や配偶者といった正式なパートナーとSMプレイを楽しんでいるカップルは、実際のところごくごく僅かです。
私もたくさんのSMカップルを見てきましたが、全体の1割にも満たないと思います。
残りの9割は本来の正式なパートナーとは別にSM専用のパートナーを持っている人がほとんどですね。
「それってつまり浮気や不倫でしょ?バレたらめんどうくさそう……」
と思うかもしれませんが、SMパートナーとの関係がバレたという話ってあんまり聞かないんですよね。
その理由としては別に恋人同士のような関係ではなく、普段の関係はドライだからバレるきっかけがそもそも少ないんだと思います。
LINEでラブラブなメッセージをやりとりしたり、デートで朝から夜まで家をあけたり、プレゼントのやり取りをしたり……なんていう行為がほとんどありませんからね。
普段は必要最低限の連絡事項だけ。会ったときはそれまでドライだった分、情熱的で濃厚なSMプレイを楽しむ……そんな風にメリハリのある関係を築くことができればバレるリスクはほぼないと言えるでしょう。
SMプレイを楽しんでいる人は一般常識や社会人としてのマナーをわきまえている人がほとんどです。
なぜかといえば医者や弁護士といった社会的地位の高いインテリ層ほどSMプレイにハマるため、自然と秘密を守る風潮ができているからなんですね。
家庭にはほぼ影響を与えず、自分の性欲だけを発散できるSMパートナーとの不倫はもっとも賢い選択だと言えるかもしれません。
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私がSMプレイにハマるようになって早数年が経ちましたが、振り返れば楽しい思い出がいっぱいです。本当にあのとき、勇気をだしてSMプレイを始めてよかったと心から思います。
しかし、すべてが楽しいことばかりではなく、大変なことやツラいこともありました。
自分の力量を見誤って相手に怪我をさせてしまったり、あまりに簡単にセックスできてしまうことから傲慢な勘違いS男になってしまったり、大口を叩いておきながらうまく縛れずに恥ずかしい思いをしたりなど……。
そんな数々の失敗談の中でも、もっとも苦労したのは「SMセフレとの別れ方」を知らなかったがために、かなり面倒なことになってしまったことですね。 続きを読む
いまだに世間一般がもつSMのイメージはハードSMであることがほとんどです。肌が赤くなってしまうほどの苛烈なムチやロウソク責め、三角木馬に跨がらせて皮膚に針を通すプレイ。これらは言うまでもなくハードなSMプレイです。
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このブログでもなんどもお伝えしておりますが、S男というものはほんとうにレベルがピンきりでして、中にはとても同じS男としては認めたくない人がS男を自称しているのも事実です。そして、そういう自称S男が迷惑行為とも言えるレベルの低いSM行為をして、S男全体の評判を下げてしまっているような側面もありますからね。
なにより、そんな自称S男というものは例外なく陰で笑われています。嫌われるというよりは「痛い」といった表現が適切でしょうか。そんな人がモテるわけがありませんからね。会えるところまでは上手くいくけど、なかなか継続した関係が築けない……そんな悩みを抱えている人は、そんな痛い自称S男になってしまっているのかもしれません。 続きを読む
SMプレイと縄による緊縛プレイは切っても切れないスタンダートなプレイとして、初心者から上級者までほとんどのSM愛好家に親しまれているプレイです。
一般的なSMのイメージでもまずは縄で縛られているところを想像するひとが多いことでしょう。実際のSMプレイにおいても縄やヒモで拘束することは、基本的な土台としてごく日常的に用いられているプレイです。
緊縛プレイは「縛ること」そのものが目的ではないのです。
あくまでも緊縛し、拘束することで別のプレイ……たとえば羞恥系であったり、ムチやロウソクといった苦痛系であったり、そういった別ベクトルのプレイの中身をより向上させるために拘束を用いる、といった感じに使われています。 続きを読む
吊り責めは緊縛プレイの中でも最上級のプレイになります。全体重が体の一部分にだけかかることになるため、いとも簡単に怪我をしてしまいます。
必ず、これまでの基本の縛りを何も見ることなく、スムーズで完璧に縛れるようになった、という自信がつくまでは手を出さないでください。
また、長時間の吊りは絶対にしてはいけません。
いくら縛り方が上手になって自信がついてるにしても、吊りは人体の構造としての限界があります。どんなに長くても10分。ふつうであれば5分ほどで下ろしてあげましょう。
吊りを行うには、きちんとした舞台も必要になります。自宅でやるにはかなりハードルが高いといえるでしょう。
持ち家であれば天井にフックを打ちこんだりしている人もいるのですが、それでもちゃんとした業者に工事を依頼しないと危険です。
SMの緊縛作品などではよく日本家屋の梁や欄間(らんま)にくくりつけて吊りをしていたりもしますが、体重や築年数・梁の材質などによっては曲がってしまったり、折れてしまったりすることも考えられます。
このように技術的にも環境的にも非常にハードルの高い吊りではあるのですが、やはりその達成感と完成度はひとしおです。どうしてもやってみたいのであれば、SM用の設備がととのったラブホテルを利用するといいでしょう。
このようにあらかじめ天井にフックが無数うちこまれたSM専用ルームを設けているラブホテルもあります。
こういった施設であれば耐用重量などもきちんと考えられてつくられていますし、安全と言えると思います。
そういったSM専用ルームには吊り用のフックだけでなく、はりつけ台があったりいろんなSMにつかえる設備が整っていたりするものですから、ぜひとも利用しておきたいですね。
吊り責めにも大きく分けて2パターンあります。それは完全に肉体と地面が離れる宙吊り状態と、足など肉体の一部が地面と接した状態でバランスをとる吊り方です。
当然ながら、宙吊りのほうが身体への負担が高いので、初めて吊りをするのならまずは片足を残した吊りから始めるといいでしょう。
つかう縄の本数は4本です。後ろ手縛りに使う縄が2本、そして胴体と天井を結ぶ縄が1本、最後に片足と天井を結ぶ縄が1本になります。
全体重をささえることになるので、布製やシリコン製の縄やロープを使うのは大変に危険です。絶対にやめましょう。
吊り責めをするのであればきちんとした荒縄を使う以外の選択肢はありません。
手順自体は単純で簡単なものの、やはりその負担はこれまでの縛り方の比ではありません。初めて縛るのであれば、必ず女性側とコミュニケーションをとりながら少しずつ慎重に進めてください。
とはいえ、こちらで紹介した方法はまだ吊りの中では負担が少ない方です。それは後ろ手縛りの結合部分を軸として天井と結んでいるため、体重は後ろ手縛りで固定されている上半身で分散されてかかって負
これを最後に紹介しているように、手首だけに負担がかかってしまうと多大な痛みを伴います。
全体重が手首にかかりますので、脱臼などを起こしやすく、これなんかは本当に昔から拷問などに使われてきた縛り方になりますので、縛られる側の負担などは一切考慮されていません。
S男もM女もお互いが上級者であるのなら選択の余地はありますが、そうでなければやらないようにしてください。
絵的には負担が強いほうがきれいになる傾向にあるだけに魅力的に感じてしまうのですが、吊りは一歩間違えただけで大怪我を引き起こしかねませんので、決して焦ってはいけません。
吊り責めのなかでもやはり見た目のインパクトが強いのは逆さ吊りでしょう。その名の通り、上下をひっくり返して足ではなく頭が地面からもっとも近い部位になる縛り方です。
完成された逆さ吊りの美しさというのは目を見張るものがあります。そんな美しさとは裏腹に、緊縛プレイの中でももっとも危険なプレイであることは言うまでもありません。
基本的に、素人がやっていいものだとは思わないでください。
興味本位でやるにはあまりにもリスクが高いといえるでしょう。私も吊り責めの経験はありますが、逆さ吊りの経験はありませんし、今後もやることはないと思います。
まず、人間の体というものは頭を頂点としてすべてがうまく回るようにできています。
逆さに吊れば血の巡りが滞り、頭に血がたまることで意識がもうろうとしてきます。それにより血圧が上昇してしまい血管の破裂がおきたり、胃から食道にかけて吐瀉物が逆流し、気道を塞いでしまうことによる窒息なども考えられます。
事実、そういったことが原因で死亡したケースはいくつもあり、その際の逆さ吊りの実行者は殺人罪として問われることもあります。
事故としては認められないのです。逆さ吊りは死に至る危険があると認知しながらもそれを実行した、とみなされるわけですね。
なので実際に吊ることはなくとも、脅し文句としてつかうくらいに留めておきましょう。
そんな生意気な口答えをするようなら逆さ吊りにするぞ、と。実際に逆さ吊りにしなくても、逆さ吊りにされた状況を想像させるためでも十分なSMプレイとしての性質がありますからね。
多くの場合、吊り責めというだけあってただ吊るだけではなく、吊った状態にムチ打ちやロウソクなどの加虐を行うことが多いです。
他の緊縛では性的な快楽を与えるための愛撫やセックスなどが行われることもありますが、吊りに関してはほぼ苦痛を与えることを目的としたプレイが行われるのも特徴ですね。
なにせ、吊りというのはもともと純粋なる拷問だったのですから。人間を無抵抗な状態にさせるためには手足を縛って宙吊りにしてしまうのが一番合理的で確実だったのです。
吊り責めとしては長くても10分で済みますが、拷問としての吊りは10分なんてものではなく何時間であったりそれこそ1日じゅう、何日間もといった期間行われていたこともありました。
そうするとムチなどの加虐がなくとも、体重でロープが身体に食い込んだ箇所から鬱血による壊死が起きたりしますし、排泄などもそのまま垂れ流しになりますので人間としての尊厳なんてものもあっという間に吹き飛んでしまいます。
肉体的にも精神的にも非常にきつい拷問だったのがこの吊りなわけですから、その取り扱いには十分に注意をしてください。
ただ、緊縛プレイを嗜んでいる人にとっては吊り責めというのはある種の目標でありゴールでもあります。
いつかは自分も吊り責めをできるようなS男になりたい!という目標をもって緊縛プレイを楽しむといいかもしれませんね。
その願望が成就した時の達成感というのはひとしおでしょうし、吊りができるようになるころには緊縛のイロハといった基本はすべて身についているはずですから、一人前のS男として胸を張ることも出来ることでしょう。
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探し方はとても簡単で、掲示板で「縛りの練習相手探しています」「私を縛りの練習台につかってください」と書き込むだけです。
縛りが出来るS男は貴重で常に不足しているため、すぐに練習相手は見つかりますよ。
いきなり人間相手は怖いと感じる人もいるかも知れませんが、むしろ人間相手でしかわからない反応や力加減などを正しく学ぶためにも、最初から人間相手で練習することがベストです。
これまで縄だ縄で縛れ!とさんざん勧めてきましたが、ひとくちに縄といっても様々な種類があります。もちろん、その種類にはそれぞれ特徴があり、SMに適しているかどうか、適しているとしたら特にどんなプレイなのか、といった用途も違ってきます。
では、SMに使える縄にはどのようなものがあるのでしょうか?
まずSM用の縄といえばコレ!という代表的存在の麻縄(あさなわ)です。麻縄とは文字通り、麻糸をいくえにも編みこんで作られた縄のことで、緊縛師が用いるのもそのほとんどは麻縄といわれるくらい、緊縛プレイにおいてはスタンダードで王道の逸品です。
なぜSMに用いられるようになったかといえば、その入手の手軽さと質にあります。いまでこそ合成繊維によるより丈夫で細い縄が普及していますが、それこそ麻縄は江戸時代から使われていたという歴史と大衆性、そして一度しばると緩まないことや独特の手触りなどが総合的にSMにもっとも適していると言われています。
ホームセンターなどでも普通に売られているのですが、そういった買ったままの状態でそのまま人を縛るのにつかうのには実は向きません。ホームセンターで売られている麻縄というのは主にジュート麻と呼ばれる素材を元にした麻縄であり、そのまま使うと縄本来の毛羽立ちがチクチクとしてしまい、緊縛プレイに集中できなくなりますし、なによりもかゆくて不快に感じてしまうもの。
なのでもしホームセンターで売られている麻縄をSM用に自作するのであれば、毛羽立ちを取り除いてさらに油を染み込ませることで肌触りをよくするという加工をしなければなりません。それはそれで楽しい工程ではあるのですが、面倒と言ってしまえば面倒なものです。
ここでは手っ取り早く、通販でSM用の麻縄を購入することをオススメします。
私がいつも購入しているのはこちらのすべて処理済みですぐに使えるまさにSM用の麻縄です。長さはいろいろあるのですが、8メートルのものを買っておけばまず間違いはありません。
ただ、1本だけですと手首を縛っただけで終わり……なんてことに
ちなみに長さだけではなく、太さも大事です。一般的な太さは6mmのサイズで、これがもっともバランスが取れていると言われています。より細いサイズだと4.5mmになるのですが、これは数字で感じる以上に細くなります。
縄が細くなるとどうなるかといえば、より人体に食い込みやすくなります。デメリットとしてはこれだけなのですが、このデメリットがかなり大きく危険を伴いますので初心者のかたにはオススメできません。
メリットとしては細いが故により多く巻きつけることができ、縄目が増えることで見栄えがよくなるといった効果や、より細かい飾り細工のような縛り方をしたい場合、衣服の下にこっそりと縛り上げることで野外プレイを楽しんだり、あるいは女性の髪も縄で縛り上げることによってプレイの密度を増す……といった上級者向け使いみちが考えられます。
より太いサイズだと7mmのものがあります。こちらは6mmに比
どちらも一長一短がありますが、6mmはまさにバランスとの取れた攻守最強のベストサイズといえますので、迷ったらまずは6mmを選択しておけば間違いありません。
一度買ってしまえば馬油や蜜蝋クリームなどで定期的にメンテナンスをすることで長くつかうことができます。それに野球のグローブと同じように、使い込めば使い込むほど馴染んできてよりよい縄が出来上がります。
料理人が包丁にこだわるように、書道家が筆にこだわるように、SM愛好家であればやはり縄にはこだわりをもちたいものですからね。市販品を使っておけばまず間違いはありませんが、そのうち自分だけのオリジナルの麻縄をつくりたくなる衝動にかられることも珍しくありません。
たしかに縄は使い込めば使い込むほど馴染んでいい縄になるのですが、だからといってその縄をずっと使えるかと言ったらそういうものではありません。あくまでも縄というものは消耗品であると思っていてください。傷んできてしまった縄を無理につかっていると、最悪プレイ中に切れてしまって思わぬ怪我を招いたり、仕事道具ひとつ満足に手入れができないだめなご主人様という烙印を押されてしまうかもしれません。
しかし、さきほども紹介したようにSM用として売られている縄というのは比較的高価です。上で紹介しているのは高級品の部類ですが、そうでなくてもだいたい1本1500円程度はしてしまうものです。
そこで、ホームセンターで売っているジュート麻のロープを購入し、それをSM用に加工してつかうということも大いにアリです。市販されているSM用として売られている縄だって元はといえばジュート麻だったりしますし、加工する手間も慣れてしまえばそう難しいものではありません。
ちなみに自作する気がないひとでも、市販品をメンテナンスする際に自作するのとほぼ同等の麻縄のお手入れ方法をこなすことになりますので、自然にそのやり方は身についていくものです。
ホームセンターの店員さんに「ジュート麻(あさ)のロープが欲しいのですが」といえば案内してくれることでしょう。ジュート麻のロープはごくごく一般的なロープとして流通していますので、SM用につかうイヤラシイやつだな!という目でみられることはまずありません。
次に長さと太さを決めます。コレも先ほど少し紹介したのですが、6mmのものを選んでおけば間違いありません。小柄な女性を縛るのであれば4.5mmでもいいでしょう。長さは7Mから8Mが適したサイズとされています。ホームセンターでの購入時には余裕をもってプラス50cmから1Mほど買っておくのがポイントです。
なぜ長めに買うかといえば、麻縄を加工していく段階で縄を煮沸して乾燥させる工程があるのですが、それによって縄が縮むからです。ジーンズやセーターなども洗濯して乾燥させると縮んだりしますよね。衣類も縄も同じ繊維製品ですのでそれと同じ原理です。
縮むといっても極端に縮むわけではなく、7Mのものであれば30cmくらい縮むといった感じです。なので煮込んで乾燥させて縮んだあとに計測して、好みの長さにカットするといいでしょう。
ここから先は市販品の麻縄にたいしてもメンテナンスとして行う必要がある手順となります。麻縄というのは植物由来の天然繊維からできているデリケートなものです。緊縛プレイは縄同士をきつく縛り上げたりもしますので、縄がいたんでしまったり、濡れてしまうこともありますので、そのまま放置しているとダメージが浸透してしまい、切れてしまうことも珍しくありません。それを防ぐためにはプレイ後のメンテナンスは欠かせません。
プレイに使用した縄というのは確実に汚れています。見た目にはそうみえないかもしれませんが、いろんなものが染み込んでいると思ってください。汗はもちろんのこと、愛液や精液などのさまざまな体液が染みこんで汚れた縄は、そのままにしていると不潔ですし細菌がわいてしまうかもしれません。
なので殺菌も兼ねて鍋で煮込んでください。熱湯による殺菌効果と、体液や皮脂などの油なども縄の繊維の中から浮いて出てきれいになります。
洗濯機で洗うという人もいますが、縄へのダメージを考えるとあまりお薦めはできません。どうしても洗濯機でおこないたい場合はネットにいれてから洗濯するといいでしょう。
ただ、鍋で煮込むことによる殺菌と汚れ落とし、そして縄をより柔軟にさせるというトリプル効果は捨てがたいものです。なるべくなら最善の方法である鍋で煮込むという方法をとってください。
広くて深めの鍋であればなんでもかまいません。普段料理につかっている鍋をもちいても、どのみち熱湯で煮沸消毒されますので、衛生面では問題はほぼないのですが……相手の体液や自分の精液が染みこんだかもしれない縄を煮込んだ鍋でつくった料理を食べるのに抵抗を感じる人も多いことでしょう。そういう場合は荒縄専用の鍋を用意するのもいいですね。
洗ったら乾燥です。しかし、洗濯物とはちがってすぐに乾くものではなく、芯まで完全に乾くには2~3日はみたほうがいいです。芯がまだ湿っているのに保管してしまった場合、カビが生えたり腐ってしまうことになりかねません。
高温多湿は縄にとっても天敵です。必ずしっかりと乾燥出来たことを確認してから次のステップにうつってください。乾燥機などで回したりするのはかなり痛むことになりますのでやめましょう!
ホームセンターで買ってきたジュート麻であればそれはもう盛大に毛羽立っていますし、市販のきちんと処理済みのものを買ったとしても、つかっていくうちに縄同士が擦れ合ってしまいだんだんと毛羽立ってきてしまいます。また、鍋で煮込むことでさらなる毛羽立ちが起こるものです。
チクチクした感触が好き、という人もなかにはいるのですが一般的にはきちんと処理をしてかゆみやもどかしいといったSMにとっては妨げになりがちな感情を引き起こす毛羽立ちはきちんと処理しておくことが大事です。
では、どうやって毛羽立ちを処理するのかといえば……焼きましょう。ガスコンロなどで毛羽立った部分だけをさっと焼いて処理してしまうのです。毛羽立ちは人間でいう産毛のようなものですから、さっと炙る(あぶる)だけでもかなり綺麗に取れてくれるものです。
気をつけたいのはそのまま縄を焼いてしまわないこと!さっと炙るだけでも十分毛羽立ちはとれます。まずはさっと炙ってみて、手触りで毛羽立ちの有無を確認し、それでもまだ残っているならもう少しやってみて……と回数を繰り返すことで毛羽立ちをなくすようにしましょう。
毛羽立ちが消えないから長時間炙る、というのはかなり危険です。また、たとえ炙るだけであっても繊維が燃えているのですから煙はでます。必ず換気扇を回しておきましょう。家庭でやる場合は家族に見られる事のないように、といった注意も必要です。
もっとも大事なのはこの仕上げかもしれません。これをきちんと行うことで縄の手触りや柔軟性を保つことができますし、縄の寿命も大きく伸びます。なにをするかといえば、縄に油を染み込ませることで人体を縛るのに適した縄をつくりあげるのです。
主に使われるのは馬油(ばーゆ)です。よくシャンプーなどに使われていますが、美容用品として顔などにぬりこむオイルとして市販されています。薬局などにいけばまず間違いなく売っていることでしょう。
馬油がないのであればバージンオリーブオイルでの代用も可能です。こちらも元は植物由来のものですから相性はいいようです。サラダオイルを使うのもアリといえばアリかもしれませんが、あまり聞いたことはありません。何もしないよりはマシなので、毛羽立ちの処理まで終えた段階でもし馬油もオリーブオイルもないことに気づいた場合はサラダオイルでの代用も緊急避難的にはアリかもしれませんね。
その方法も手に油をとってその手で縄をなでていくだけです。ぐっと握るような形で縄を滑らせていけば自然と全体に行き渡りますが、できれば何度か往復するような形でしっかりと塗りこむことを意識してください。
手に油をとって縄をもう片方の手で引っ張りあげてスーッと一方通行に通すだけではきちんと油が染み込みませんので、ここは時間をかけてじっくりと行ってくださいね。ここの作業を怠らないことでいい縄が出来上がりますから。
いわゆる100均などでもうっている安価な綿ロープです。麻縄とくらべて非常に柔らかく、肌にも痕が残りにくいのが特徴です。麻縄とは違って日常生活においても接する機会のある一般的なロープですし、心理的な抵抗も低く抑えられるため、ソフトSMではまずこれを使ってみるというひとが多いようです。
しかし、柔らかいという特徴はいいことだけではなく、人体に食い込みやすいという特徴も兼ね備えてしまいます。しかも滑りやすいという特徴もあわさって、するするとどんどん締まっていってしまうことになりますので、カラダ全身を縛り上げるような本格的な緊縛プレイには不向きです。
あくまでも手首・足首といった部分をしばるときだけに用いることにしましょう。決して胴体に対しては縛らないでくださいね。ここで痛い思いをしたり、肺にロープが食い込みすぎてしまい呼吸不全などの怖い思いをしてしまっては麻縄なんてのはもっと怖いものとして認識されてしまうのですから。
まず絶対に使ってはいけないのはビニール紐です。これは各家庭によくあるものですし、ヒモやロープといえばまず思い浮かぶのがこれということで使ってしまう人も多いのですが、これをつかって本格的な緊縛をしようとしてしまうと非常に危険です。
なにが危険かといえばその食い込みやすさ!なにしろビニール紐なのですから、ちょっとチカラが加わるとその細さは1mm程度にまで縮んでしまうのです。ロープで縛られる物理学的なチカラがその1mmにすべてかかることで、人体には鋭い痛みが発生します。
鉛筆くらいの大きさの棒でチョンチョンとつつかれてもあまり痛みは感じませんが、0.1mm程度の針でチョンチョンとつつかれたら鋭い痛みを感じますよね。それだけ細いものにたいしてはチカラが一点に集中することで痛みが発生しやすいのです。
ただ、あくまで練習用ということできつくしばることなく、縛りの手順を確認する……といった使い方ならいいかもしれませんね。もしこんがらがって解けなくなってしまってもハサミでチョンと切ればいいだけなのですから。練習用として使い捨てるのであればむしろベストかもしれません。
あとは同じ理由でタコ糸なんかも緊縛には不向きです。ビニール紐と同じく、細すぎるからですね。お前なんかビニール紐程度で十分だ、といったメッセージを込めた緊縛プレイにあえて使われるケースもありますが、それはあくまでも手慣れた上級者のお話です。
タイヤのゴムチューブなんかを利用している人もいますね。たしかに伸縮性があって人体には優しいのですが、こちらも食い込みが気になるところです。ゴムで伸縮性があるがゆえに、まだまだひっぱれるぞとついキツめに縛り上げてしまうかもしれませんし、そうなると血圧検査のように血の流れを止めてしまうことにもなりかねません。
私個人のオススメとしては、まずは市販のSM用の麻縄をかうことをオススメします。自作する方法も紹介しましたが、一発目から自作というのはかなりハードルが高いですし、まずはきちんとした処理済みの市販品を買った上で、SM用の縄というのはこういう手触りで、こういう使い勝手なのか、という本物のお手本をまず知ることが大事です。
お手本がないまま自作の縄を作ってしまってはなにを参考にしたらいいのかという正解がわからない状態ですからね。プロがつくった市販品であればまず間違いなく正解ですので、その本物の縄の手触りや使い心地をしっかりと覚えてください。
そこからその縄のお手入れやメンテナンスをしていくうちに縄に対する扱いや知識も深まってくるでしょうから、まずは市販品を使い倒してから自作してみることをオススメします。