ソフトSMというと誰でも簡単にできるカジュアルなプレイで、底の浅いモノというイメージがあるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
SMプレイにおける真髄はソフトSMでも十分に味わえるものですし、ある程度いろんなプレイを一通り試した「中級者」のひとほど、ソフトSMの重要性を再評価しているといえるでしょう。
今回はあらためてソフトSMの重要性と素晴らしさを解説していきたいと思います。
ソフトSMの代表的なプレイ
まずはソフトSMといってもいろんなプレイがありますよね。その中でも代表的でおすすめできるプレイを紹介していきましょう。
1.タオルやネクタイでのしばりプレイ
荒縄なんてものは普通は持っていませんし、実際につかってみると肉に食い込んで痛いしさわり心地もチクチクしていて不快感のほうが強まってしまいますが、タオルやネクタイであれば誰でも持っていますし、不快感もありません。
結局、行動を制限されるという点においては荒縄であろうがタオルであろうが代わりはないので、SMプレイの本質を楽しむことができます。
それに女性はネクタイに対して男性的なシンボルともいえるイメージをもっているそうで「男性の好きな仕草」では必ずと言ってもいいほど「ネクタイをゆるめる仕草」がランキング上位になっています。
目の前でそんなセクシーな仕草をされ、そのまま外したネクタイで縛られようものなら女性はこの上ない興奮を感じることでしょう。
2.氷や筆をつかったプレイ
ただ指で愛撫するよりも、氷や筆といった道具をつかってみるのもいいでしょう。
一度やってみるとわかりますが、普通に指で愛撫される何十倍もの快感を得ることができると思っています。
冷たい氷をおっぱいの上で転がしたり、氷を含んだままクンニやフェラチオをするだけで普段とはぜんぜん違うものになるんですから驚きです。
筆といっても習字用の筆ではなく、化粧用の筆を借りるといいでしょう。もしくは自分で愛撫用の筆を用意しておいてもいいかもしれませんね。
特に乳首周りを筆で攻めると今までに体験したことのないほどの快感で、思わず体が跳ね上がってしまうほどです。
3.目隠しプレイ
目隠しをするだけのシンプルなプレイながら、その効果は絶大です。
視覚をうばわれることで、全身の感覚がさらに研ぎ澄まされるようになるんです。少しでも周りの環境がどうなっているかを理解するために、触覚と聴覚は特に敏感になります。
耳をそばだてているところに、フーッと息を吹きかけるだけでクリトリスをいじられる異常の快楽を感じることもあるんだとか。
次にどこに触れられるかわからないという不安と期待から全身の感度も普段の何倍にもなりますよ。「触れるか触れないか」の微妙なフェザータッチで全身をくまなくタッチしていくのがおすすめです。
せっかくの目隠しなのに、ひたすらクリトリスを攻めるような、単調なプレイはNGなので注意しましょう。
4.言葉責め
道具も準備もなにも必要なくはじめられるのが言葉責めです。
言葉責めについては前回、詳しくまとめましたのでそちらを参考にしてください。
5.スパンキング
スパンキングとは、バックで挿入している最中にお尻を叩くことです。ペシペシ叩くのではなく、派手な音がなるくらいにバシンバシン!と叩くのがスパンキングなのですが、ソフトSMなので強さは控えめにしておきましょう。
お尻を叩くことで女性器の内部から振動がつたわり、ただ挿入されるよりもぐっと気持ちよくなる仕組みなんだとか。
スパンキングのコツは「叩く」よりも「音を出す」ことを意識することです。自分の太ももなどで試すとわかりやすいのですが、大きな音が出る割にそんなに痛くない、という叩き方が見つかるはずです。
適度な痛みは快楽をより強調するスパイスになってくれますし、耳から入る「エッチなことをされている」という音と、体の内部から伝わる振動によってただのバックがこれまでにないプレイへと変貌するのです。
ハードなSM愛好家ほどソフトSMの要素を取り入れている
上記で説明した5つのプレイはまさにソフトSMといった具合で、ごく一般的なカップルのセックスに取り入れても特に問題ないものばかりです。
付き合ってしばらくたってちょっとマンネリしてきたな……なんて頃合いにソフトSMプレイを取り入れるのはよくある話ですからね。
そんな誰にでもできるプレイとなるとSMプレイの上級者は見向きもしないと思うかもしれませんが、これが意外にも上級者ほどソフトSMの要素を取り入れているのです。
それはなぜなのか?SMプレイにおいても普通のセックスにおいても、大事なのは「緩急」なのです。
いくら気持ちがいい愛撫でも、ひたすらそれを繰り返されたり単調なペースで淡々とやられたら気持ちよさも半減していくものです。
逆にメリハリを付けた緩急のあるプレイだと、相乗効果で何倍にも気持ちよくなっていくんです。
つまりハードなプレイとソフトなプレイを交互、あるいはランダムに織り交ぜることでそれぞれのプレイをより高めているわけですね。
ほとんどの人はソフトSMからSMプレイを始めると思いますが、最初に覚えたことが最後まで活用できるのです。
ソフトSMを試したい人はいっぱいいる!
ソフトSMに興味がある人はたくさんいます。私も最初はそうでしたし、SM出会い系には「彼氏には言えないけど……SMプレイに興味があります」という女の子が毎日のように登録しています。
実際、彼氏や旦那がいる人がSM出会い系に登録しているのって珍しくないんですよね。むしろフリーな女性のほうが少ないくらいかもしれません。
これは女性からは「SMプレイをやってみたい」という希望を打ち明けにくいのがあるのだと思います。
逆に男性の登録者が少ないのは「SMプレイをやってみたい」という希望を彼女や奥さんにそのまま伝える人が多いのでしょう。
日本ではどうしても「大和撫子」という「女性はおしとやかで淑女であるべき」という概念がいまだに根強く残っています。そのせいで、なかなかエッチに関することは押し黙ってしまい込んでしまう女性が多いのでしょう。
SM出会い系はそんな女性たちの受け皿として、駆け込み寺として、素晴らしく機能しているといえますね。
彼女や奥さんとSMプレイを楽しむのもいいのですが、SMプレイをしたくてもできなくて困ってSM出会い系に登録している女性を助けてみるのも、また一興ですよ!