ひとくちに言葉責めといってもそのレベルは様々です。相手にちょっと恥ずかしい思いをさせるようなものから、相手の人格を侮辱するようなハードなものまで。
どっちが正解かは状況や相手次第によって変わるものですから、その見極めって案外むずかしいんですよね。
道具も必要なくて誰にでも今すぐできる「言葉責め」というプレイだからこそ、その奥深さゆえに差が付きやすいポイントでもあります。
今回はどんな言葉責めが好まれているのか、女性視点も含めて解説していきたいと思います。
言葉責めのメリット・デメリット
なんか間違ったこと言ったら恥ずかしいし、なにがいいかよくわからないから言葉責めしたことない……なんて人も多いかと思います。しかし、言葉責めってやり得なことがほとんどです。
男性的な視点だと気づきにくいのですが、女性の多くは肉体的な刺激よりも精神的な刺激を求めています。
乳首やクリトリスを愛撫されるよりも、精神的に満たされている、自分が求められている、私のことを考えてくれている……といった満足感を求めているわけですね。
その上で肉体的な刺激を受けると、効果は掛け算で倍増するというわけです。
では言葉責めをするデメリットはあるのか?といえば、ほとんどありません。
あまりに見当違いなことを言って冷めさせてしまう、なんてことはあるかもしれませんが、それはどのみち独りよがりなセックスやSMプレイをしているわけですから、言葉責めするしない以前の問題といえるでしょう。
むしろしないことによるデメリットであればたくさんあります。
セックスやSMプレイはコミュニケーションのひとつなのですから、言葉による交流がなくて無言のまますすめるのはシンプルに寂しいですよね。
男は黙って、なんて考えの人もいるかも知れませんが、黙っていられたらなにも伝わりませんよ。
言葉責めのやりかた
では、具体的にどんなことをすればいいのか?
自分の思っていることを伝えたり、相手の状態を聞き出したり、自分がなにをしたいのか相手がなにをされたいのかを聞いたり……そういったコミュニケーションをとればいいのです。
耳元で優しくささやくようにするのが一番効果的ですね。
男性側の性格やキャラクターによっては乱暴なスタイルが合う人もいるにはいますが、そういう人はごく一部ですので、まずはスタンダードに「~をしてごらん」や「~なの?」といった、優しくささやくスタイルをおすすめします。
「~をやってみろよ」「~なのか?」といった強い言葉が好きという女性もいますので、そこは相手次第だとも言えますね。
褒めも言葉責めのうち
言葉責めというと相手を辱めるようなセリフだけと思うかもしれませんが、相手を褒めるのも立派な言葉責めの一部です。
言葉で相手を興奮させること、が言葉責めの定義だと言えるでしょう。
「気持ちいい?」「感じてる?」といった相手に質問するタイプもたまに織り交ぜるくらいならいいのですが、質問ばかりなのはNGです。
相手の気持ちを聞き出すことも大事ですが、「いますごく興奮してるよ」や「~してみていい?」など、自分の気持ちを伝えることも忘れずに。
パターンを覚えてしまえばあとは使い回しでOK
いろんなことを言って工夫しないといけなさそうでめんどくさそう……なんて思うかもしれませんが、その実ある程度のパターンを覚えてしまえばあとはその組み合わせやローテーションでなんとかなるものです。
代表的なパターンをいくつか紹介しておきますので、状況に合わせてつかっていきましょう。
1.実況する
「もうこんなに濡れてるよ」
「乳首おっきくなってきたね」
「足ガタガタ震えてる……すごく感じてるんだね」
といった感じで、相手の変化をあらためて言葉で伝えることでそれをより強く意識させる効果があります。
2.恥ずかしい言葉を言わせる
「どこをさわってほしいの?」
「いまなにされてるのか、いってみて」
「おまんこ舐めてほしいならそう言って?」
自分が言うだけではなく、相手に言わせるのも立派な言葉責めプレイの一つです。
一方通行ではなく相手にも参加させる機会を与えてあげましょう。
3.恥ずかしい行為をさせる
「もっと脚をひらいてみて」
「お尻の穴みえるように手で広げて」
「声がまんしないでもっと聞かせて」
これも先程の恥ずかしい言葉を言わせると似た部分がありますが、受け身だけでいさせるよりも、相手にも参加させることでプレイのアクセントにしていく目的ですね。
何事もされるがままの状態が続くと刺激が薄れてしまうものですから、ちょっとした味変として適度に混ぜていくとマンネリにならずにいいですよ。
4.行動を縛る
「まだイっちゃダメだよ」
「いまから声だしちゃだめね」
人間は禁止されたり言動を縛られたりすると、よりそれをしたくなったり求めてしまうものです。
じらすことによって感度が高まるものですし、たまに混ぜていくと効果的ですが、あまりやりすぎると逆効果になってしまうかもしれません。
5.これからすることを伝える
「いまから指いれるね」
「~が出来たらご褒美あげる」
「そろそろ挿れたくなってきちゃった」
自分がこれからしたいこと、するつもりのことをあらかじめ伝えてみるのも効果的です。
これから自分がなにされるかを想像するだけで興奮しますし、それが待ち遠しくなって恋い焦がれるような気持ちになる効果もあります。
あとはこのパターンを使い回すだけ
相手の状況や自分の気持ちにあわせて、これらをうまく使い分けていきましょう。
プレイ中は興奮状態ですから同じ言葉が多少かぶったところで気になりませんし、同じようなパターンが連続しなければそもそも気づかないものです。
まずは1→2→3→4→5と一通りやってみて、そのあとは2→5→1→2→4といった感じで順番を適当に入れ替えればいいだけなのです。
ハードな言葉責めは相手を選びます
相手の尊厳を傷つけるようなハードな言葉責めはかなり難易度が高く、相手を選びます。
「豚みたいな格好しやがって恥ずかしくないのか?」
「下手くそだなチンポのひとつすらまともにくわえられないとか価値ないな」
「なんで人間の言葉しゃべってんだ?おまえは犬なんだからワンとだけ言え」
といったような、ある程度の免疫があったとしても深く傷ついてしまうような言葉は相手のM度あいをきちんと確かめてから言うようにしましょう。