SMプレイの代名詞とも言える縛り・緊縛プレイですが、欠かせないものといえば縄やロープの類ですよね。
これについて質問をよくいただくのですが「専門店などで売っているようなきちんとした荒縄やロープを買ったほうがいいのですか?」と気にされる方が多いようです。
私の結論としては「わりとなんでもいい!」と返しております(笑)
たしかに本格的にSMプレイを楽しみたいのであれば専門店の縄やロープのほうが雰囲気は出ますが、縛りプレイそのものは身近にあるもので十分に代用できます。
今回はそんな縄やロープについて知っておくと得することをご紹介したいと思います。
まずは縄・ロープの種類から
おおまかに3種類に分けてみました。代表される縄・ロープは以下のとおりです。
荒縄
「あらなわ」と呼ばれるもので、本格的なSMプレイにおいては必ず使われるアイテムです。みなさんがSMプレイや縛りプレイと聞いて想像するような美しい構図とよく映えます。
ただ、実際に使用するにはあらかじめ鍋で煮込んで柔らかくしたり、軽く火であぶって細かいトゲを刺さらないようにしたりなどのお手入れが必要になるため、お手軽さという面では少々難があります。
綿ロープ
綿で作られたロープで荒縄と比べて肌当たりが優しく、初心者から上級者まで幅広く親しまれています。
緊縛プレイ中は快楽が優先されて痛みが感じづらく、プレイ後に痛みを覚えたり跡になってしまったりするリスクがあるのですが、綿ロープであればそういった事故を未然に防ぎやすいです。
シリコンロープ
布ではなくシリコン製のロープで、その特徴はなんといってもその伸縮性にあります。初心者にありがちなのは強く縛りすぎてしまうことがあるのですが、シリコン製であれば力加減を間違えても怪我に繋がりにくいです。
ただ、モノによってはあまりにも伸びてしまうため縛る感覚を掴みづらく、荒縄や綿ロープなどとは一風変わった手応えになるため、ある程度慣れてきてから使うことをおすすめします。
これらのアイテムはAmazonやドン・キホーテなどで気軽に買えますので、まずは買ってみて形から入ってみるのもおすすめです。
その他、身近にあるものでも代用可能
なにも専用のグッズがなければ緊縛プレイを楽しめないというわけではありません。一般家庭によくあるようなものや、100円ショップで買えるようなものでも十分に代用できます。
ネクタイやシャツなど
ネクタイで手首を縛ったり、ワイシャツを細めて足を縛ってみるのもおすすめです。きちんとした縄やロープに比べて縛りにくくはありますが、今まで身に着けていたものが急に性的なアイテムとして活用されるというシチュエーションは女性にとってかなり興奮する要素となるようです。
サランラップ
意外に思われるかもしれませんがサランラップでも緊縛プレイを楽しむことが出来ます。
やりかたは手や足をぴったり合わせて、ゆるくグルグル巻にするだけです。あくまでもゆるくというのが重要で、ここをキツめに巻いてしまうと血流が止まってしまう可能性もあるため気をつけてください。
なわとび
個人的におすすめなのがコレ!100均などで売られている縄跳びを縛りプレイにつかってしまおうという話です。
やや細めなため力加減には注意したいところですが、子供時代に遊んだおもちゃで縛られてしまうという背徳感がスパイスとなって、一般的な縄やロープでは味わえない興奮を得られますよ。
逆にこれを使用してはダメ!という禁止アイテム
これまでは使用に向いているものを紹介してきましたが、ここからはSMの縛りプレイには向いていない禁止アイテムを紹介したいと思います。
ビニール紐
ダンボールや新聞紙をまとめる際につかうビニール紐ですが、人体に使用するにはあまりにも細すぎて肉に食い込んでしまうので大変危険です。
ガムテープ
サランラップと同じような使い方になりますが、シンプルに剥がすときに痛いですし、長時間たつと余計はがれにくくなりますし、最悪カッターなどを使って切るしかなくなるため、おすすめできません。
スマホなどの充電ケーブル
どこの家庭にもある身近なアイテムなので思わず使いそうになってしまいますが、プレイ中は思わぬ力が入って内部の配線が切れたりねじれてしまう可能性があり、プレイ後にそのまま電気を通すと漏電や発火などの危険性があるので、絶対にやめましょう!
全身を縛りたいのであればかなりの長さが必要
以上で紹介した代用品はあくまで手首や足首といったポイントのみを縛るケースで使えます。亀甲縛りのような本格的に全身を縛りたい場合は専用の縄やロープを買うことをおすすめします。
というのも、全身を縛ろうと思うと10M級の長さが必要になってくるためです。
それも1本では足りず、複数本が必要になってきますので、まずは手首や足首などのポイントを縛るプレイから始めて、最終的には全身を縛るプレイにステップアップしていくのが理想ですね。