まずはなにも言わず、こちらの画像をご覧ください。
どうでしょうか?心当たりのある方、いませんか?一般社会レベルにおいてのこの勘違いはよくある話なのですが、SM出会い系にまできてこのような気持ちでいる男性が非常に多いのです。
もっとも、だからこそ私のような中級者に毛が生えた程度のS男でも入れ食い状態で出会えてしまうわけなので、ありがたくもあるのですが…。私もそろそろ、あちこちを食い散らかして「
この心得を知っていれば、理想的なS男になれるコツのようなものを掴んでいただけるかと思います。事実、このコツを知らない「S男志望」のライバルたちはたくさんいます。そんなライバルたちに大きく、決定的な差を付けられるといっても過言ではありません。
S男のSとはServices(サービス)のSである
もちろん、本来のSとはSadismus(サディズム)のSなのですが、ある程度SM業界に身をおいた人であれば皆が口をそろえていいます。Sとはサービス…つまり奉仕であると。一般社会レベルでのわかりやすいSMイメージというのは、猿ぐつわや目隠しをされ、荒縄で亀甲縛りにされた女性が服を着た男性の足の爪先を這いずりまわるような…まるで犬がエサや水を得るときのような、惨めな格好をさせられている図ではないでしょうか。
一見すると、男性は傲慢であり女性は服従的であり、奉仕という面では女性が男性に一方的に行っているように思えます。が、実態は違うのです。Sの男性は相手がどのような命令・行為をされたら悦ぶかということを第一に考え、Mの女性というのは自分がどのような命令・行為をされたら悦ぶことが出来るか、というのを第一に考えます。
そういう意味では、Sの男性のほうがよっぽど奉仕的ではないでしょうか。Sの男性は相手のことを深く考え、考慮しているのに対してMの女性はあくまでも自分がまず第一です。なのでよく言われるのは、SはサービスのSでありMは満足のM、という言葉です。
Sの男性はなにも暴力を振るったり、相手を傷つけたいわけでは決してありません。むしろそのまったくの逆なのです。相手をいかに悦ばせるか、満足させるかということで自身の満足や快楽を得るのです。
Mの女性というのはムチで打たれたり暴言を吐かれたりといった行為に快楽や興奮を覚える性質であり、そこで直接的に自身の快楽を得ることが出来るので、あくまでも突き進む道というのは内側の自分自身であり、悪く言ってしまえば自分本位の快楽追求者といった感じです。
なので上記の画像のように人の嫌がることを言ったりして、個人的な快楽や満足を得ているのであれば、それはSどころか実はまったくの逆で、完全なM気質といえます。真のSであれば自分のことは二の次であり、まずは相手の快楽のことを考えます。そして相手が快楽を感じるさまを見て、こちらも快楽を得ることが出来るのです。
SM初心者というのは、むしろ有利になるケースもある
統計学的に見ても男性はS気質な人が多く、女性はM気質な人が多いそうです。ざっくりとした割合で言えばだいたい7:3くらいでしょうか?もっともパートナーとしては7:7と3:3になりますので、結果的にはどちらも溢れることなく釣り合いますのでM男なかたも
ただ、SM出会い系に100人のS男がいたとして…M女を満足させられる男性がどれだけいるかといえば…おそらく10人もいないのではないでしょうか。当然、M女というのは自分本位でわがままですので、自分をより満足させてくれる人を探します。そうなると100人のM女で10人のS男の奪い合いになるわけです。これがSM出会い系でS男が入れ食い状態になるカラクリなわけで
てことは初心者の自分は残りの90人側に属されて、出会えるチャンスはないってこと…?と思うかもしれません。ですが、それは大きな間違いです。むしろ、会うだけなら熟練者よりも簡単かもしれません。何度かこちらでもすでにお伝えしていることではあるのですが、大事なことなので改めて。びっくりするほど簡単に会える相手を探す初心者ならではのコツというのは……。
ずばり、同じ初心者同士を探すことです。
SM出会い系でSMパートナーを探すという人は、殆どの場合はずっと興味があったけれど彼氏彼女や妻旦那に言い出せなくて、ネットでなら見つけられると思って…といった動機です。それにSMの世界ってなんだか格式が高そうで、初心者がのこのことは入りづらい、ちょっと近寄りがたいイメージ…なんて思っている人も多いでしょう。事実、私もそうでした。
そういった不安を少しでも軽減したくて、同じような右も左もわからない初心者の人と出会いたい、と思ったものです。圧倒的な上級者で一から十まで教えてくれるような余裕のある人であればご教授うけたいものですが、そういった人たちというのはすでに懇意のパートナーがいたり、次は私にお願いします!というような順番待ちがあるような人気者だったりしますので、よほど運やタイミングが良くなければ見つかりません。
中級者くらいの人が一番見つけやすくはあるのですが、それくらいのレベルの人というのはどうしても自分の知識や経験をひけらかしたがる人が多くて「え?そんなことも知らなかったの?」だったり「いまそれするの?(笑)」というような、人をちょっと小馬鹿にした態度をとるひとも少なくありません。
それを考えていくと、やはり初心者同士というのが一番落ち着く結論になるわけですね。それは男性も女性も同じです。むしろどちらかと言えば出会うにあたって不安な面が多いのは女性でしょうから、初心者同士で安心を求めたがるのも女性というわけですね。
なので、初心者のS男が相手を探す場合は、必ず自分が初心者であることを伝えてください。これはすでに何度もかいていることではあるのですが…それほど、大事なことなのです。自分が初心者であることによって、会うことをやめてしまう女性もいることでしょう。でも、そんな女性よりも初心者だからこそ会ってみたい、という女性のほうが圧倒的に多いのです。堂々と初心者であることを名乗りましょう。
最初はだれだって初心者なのです。そこで経験を積むことで初心者から初級者へ、初級者から中級者、そして上級者へと登りつめていくわけです。でも、決してあせらないでください。初心者よりも上級者のほうが偉いというわけでもないのです。
SMというのは相手がいてこそ成立する行為です。まず大事にしたいのはパートナーの気持ちであったり、身体です。はやく上達したい、いろいろ経験したいという気持ちが焦るばかりにパートナーを傷つけてしまったり、ないがしろにしてしまうことだけはやめてくださいね。