SM出会い系を利用していると、急なタイミングで出会いが決まることもしばしばあります。その多くは「今日これから会えませんか?」というお誘いをうけたり、こちらから仕掛けてみたり。個人的な経験なのですが、こんな具合にさくっと出会いが成立した時ってのは女性もプレイも上物であることが多いんですよね。
わたしもそれなりにSM業界に携わるようになってきたのですが、それはあくまでも夜のお話。昼間はふつうにサラリーマンとして働いていますので、昼休みや仕事中にSM出会い系を覗いてみるとちょうどいい案件が……なんてことも月に一度か二度くらいはあるものです。
そんな時、いちど家までもどってSMグッズを取りに行ってまた待ち合わせ場所へいって……というのも億劫ですし、そんな時間があるならSMプレイのほうに費やしたいですからね。かといっていつ起こるかわからない出会いに備えて毎日SMグッズを会社に持ち込むというのも、万が一の時を考えるとリスキーですよね。
そこで私がオススメしたいのは、身につけているものやコンビニで買えるものでSMプレイは十分に成立する!ということです。
ここでは具体的に身近なものでSMグッズになるものを紹介していきたいと思います。
その1.ネクタイ
まずはなんといっても定番のネクタイ!スーツ姿で仕事に臨む人であればほとんどの人が身に着けているものですよね。長さや細さもちょうどよく、柔らかい素材でつくられているため縛った時に痛みが発生することも少ないです。
SM行為につかったネクタイを後日つけたとき、オフィスでその時の行為を思い出してしまい、仕事中にニヤニヤしてしまうということも。数日であればまだその時の匂いがネクタイに残っていることもありますし、官能的な気分を味わえますね。
女性からしてもネクタイの人気は高いです。そもそも「ネクタイをゆるめたり外す時の仕草が好き」という女性は多いんですよね。男を感じる仕草としては「車をバックさせるとき助手席に腕を回す」と並んで1位、2位を争うほどの定番の仕草です。
それだけでも思わずドキドキしてしまう仕草なのに、今はずしたばかりのネクタイで縛られるのは女性にとって二度オイシイといいますか、性的にとても興奮するそうなんですね。
男性で言えば……そうですね、女性が脱ぎたてのパンツをペニスにかぶせて、そのまま手コキをしてくれるようなものでしょうか?アダルトビデオやエロ漫画などでもたまに見るシチュエーションですが、私もきらいじゃありません(笑)
ちなみに、ネクタイの色によっても雰囲気がけっこう変わったりするものです。いかにもな赤いネクタイはもちろんその場のSMな雰囲気を盛り上げてくれますし、ネイビーやグレーといった色は真面目なビジネスシーンを連想させ、背徳感をいっそう感じさせてくれるという効果も。
手を縛るだけではなく、目隠しにつかうのもアリですね。安物のネクタイで汚れてもかまわないなら「猿ぐつわ」として使うのもいいでしょう。ただのヒモでは手を縛ることしか出来ませんが、ネクタイなら実にいろんなシチュエーションに転用することができる、まさにもっとも身近でもっとも使えるアイテムといえます。
その2.着ている洋服
ワイシャツやデニムのパンツなど、直接身に着けているものでも縛ったり目隠しに使うことが可能です。
きちんとした縄やアイマスクといったような本格的なSMグッズがあったとしても、バッグの中にしまったままにしてしまい……いざキスや愛撫などが始まってから「あっ、バッグの中だった……」といった感じで、そそくさとベッドから降りてバッグをゴソゴソ漁る、なんてのは女性からするとテンションが下がってしまうものなんです。
せっかく盛り上がっていた空気も、裸でバッグを漁る背中を見ていたらなんだか急に現実に引き戻された感じで興ざめ……。なんてのは良くある話ですので、これは普段からあらかじめ用意しておくか、すぐ手が届く範囲に置いておくのが大事ですね。
しかし、着ている洋服を利用するのであればそんな心配は一切無用です。なにせ服を脱いで雰囲気を盛り上げる行為からすぐさま流れるように縛る行為にうつれますので、テンションが下がるどころかむしろ上がる一方なわけです。
テクニックとしては自分が来ている服だけではなく、相手が来ている服やアクセサリを利用するのも手です。特にシュシュ(ゆるいゴムの髪留め)などは拘束力こそ弱いものの安全でお手軽に使えますし、相手のアイテムを利用することで、後日そのアイテムを女性が身につけた時に自分のことを思い出してもらえる……という効果もあります。
これはネクタイも同様なのですが、事前にSMグッズを用意していたとしてもたまにはアクセントとして行いたい行為ですね。縛ったり目隠しをしたりといった機能自体は劣りますが、場の雰囲気を盛り上げる効果としてはネクタイや洋服のほうが上であることが多いです。
もちろん、毎回のようにネクタイや洋服をつかっていたのでは意味がありませんけどね(笑)あくまでもサプライズ的に「SMグッズを取りに行く時間すら惜しいくらいにキミがほしい」といったような、情熱的にむさぼりつく雰囲気を押し出していきましょう。
ただ、ネクタイはそもそも結ぶためのモノですのでよっぽどキツく縛らなければ問題ないような素材でできていることが多いですが、洋服の場合はモノによってはシワが残ってしまうこともあります。
お気に入りだったり、シルクのような高級素材でできている洋服を使う場合は十分に注意をしてくださいね。
その3.ベルト
スーツにしろ普段着にしろ、ほとんどの場合において身に着けているであろうベルトはSMグッズとしてもよく使われる定番の一品です。
なにに使うかといえば……拘束に使えることも出来るのですが、ベルトならではの使いかたとしてはやはりムチ代わりとして使えるというポイントですね。
相手を四つん這いにさせて背中やお尻をビシバシとひっぱたくととてもいい音がしますし、赤いムチの痕もばっちりつきますので聴覚的にも触覚的にも十分な刺激を味わえます。
ただ、思いっきり力を入れてしまうと十分すぎるどころか過剰なまでの刺激を容易に与えてしまうことができるので細心の注意を払ってくださいね。
ムチというのはそんな力を入れているつもりがなくとも、しなりと遠心力によって想像している何倍、何十倍もの痛みを与えることになります。
中東諸国ではいまも刑罰のひとつとして「鞭打ちの刑」が執行されています。意外に思うかもしれませんが、高層ビルやリゾートホテルが立ち並び観光国としても有名なシンガポールでさえ1年に1000人もの人が鞭打ち刑を受けているそうなんです。
重い刑によっては数百回の鞭打ちを処されることもあり、中には途中で痛みに耐えかねて死んでしまう人もいるんだとか。軽い罪であれば数回の鞭打ちで済むのですが、たったの4,5回ですら打たれた部位から出血をし、大の大人が泣き叫んで許しを請うほどの痛みになるんだそうです。
ちなみにムチというのは「唯一、人の手で音速を超えることが出来る武器」とされています。ムチをおもいっきり振るうと「パン!」という乾いた破裂音がするのですが、それはムチの先端が音速を超えてソニックブームという衝撃波が発生している証なんだとか。
SMプレイでそこまで全力でムチを振るうことはないと思いますが、加減がわからないはじめのうちは優しく丁寧に打つところからはじめて、徐々に力を入れていくのがいいでしょう。くれぐれも気をつけてくださいね。
その4.食品用のラップ
意外と知られていないのですが、拘束用のアイテムとしては非常に優れているのがこのサランラップです。
四重、五重といった具合にぐるぐると巻きつければまず自力では絶対に解けないほどの強力な拘束感を実に簡単お手軽に実現することができます。本当にただ、ぐるぐると巻きつけるだけでいいんです。あとはラップ同士が勝手にひっついてはがれなくなります。
さらに拘束を解く時だってとっても簡単。ただペリペリと逆からはがせばいいだけなのですから事故や怪我の心配もありません。
デメリットとしては、見た目的にあまり美しくないということでしょうか。やはり縄で縛るという、官能的な雰囲気は味わうことはできませんね。ただ、一部のラバーフェチような人にとってはむしろ興奮するかもしれません(笑)
単純に両手を拘束するのもいいのですが、右足と右手、左足と左手と言った具合にセットで縛るのもオススメです。特にM字開脚をした状態で同じ側の手足をぐるぐると巻きつければ、とてもお手軽に強い拘束感と羞恥心を与えることが出来ます。
物好きな人にとっては、サランラップで全身をすべてぐるぐるに巻いてまるでミイラのようにしてしまうという人も……。それこそ5分もあれば全身を拘束できてしまうので、もっともお手軽に全身拘束を実現できる手段かもしれませんね。
ただ、さすがに全身の拘束となると女性側への負担も大きくなり、無理に動かそうとした場合にどこか痛めてしまう場合も考えられますので、用法用量を守って正しくお使いください。
ちなみにラブホテルによっては電子レンジとセットで部屋に備品として置かれている場合もあります。事前にコンビニなどで用意できなかったとしても、もし行った先のラブホテルにサランラップがあった場合は思いつきでやってみるのも手ですね。
その5.ビニールテープ
セロハンテープよりも粘着力がつよく、ガムテープよりも細いので強い拘束感を与えることが出来るアイテムです。1つ100円くらいで買えますし、色も定番の黒だけでなく白や赤といった種類がいくつか置かれていることが多いです。
赤いテープが売られているのでしたら、赤をオススメしたいですね。次点では黒でしょうか。白はちょっと健康的でソフトな印象を与えてしまいますので、これまでのアイテムの中ではハードな面をもつビニールテープに関しては赤か黒が適した色ですね。
どのあたりがハードかといえば、痛みが発生しやすいことです。ネクタイであれば素材がやわらかいですし、サランラップであればその幅の広さから食い込むような痛みが発生することはほぼありません。
しかし、ビニールテープは幅1cmくらいの細い形状ですからね。それで手首をぐるぐると巻きつければ肉が食い込むような強い拘束感を与えることが出来ますし、粘着性の高いテープなので剥がすときにも痛みが伴います。
あんまり雑に巻いてしまうと、どこが「終点」だったのかということがわからなくなってしまい、最悪ハサミやカッターなどで切らないとどうしようもなくなる……といったケースも考えられますので、最後は折り目をつけて目印兼はがしやすくする、といったような工夫があるといいですね。
相手の肌質によっては長時間はりつけたままだと肌荒れの原因になってしまうこともありますので、そこは念頭に置いておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。思った以上に身近にあるものでSMプレイを楽しむことができるんですよね。今回あげたもの以外にも工夫や使いかたによってはSMプレイが成り立つグッズはまだまだたくさんあることでしょう。
ちなみに100均ショップへいく余裕があるのでしたら、そちらで購入するのもいいでしょう。100均で買えるSMグッズについては以前こちらで紹介していますので、そちらも参考にしてください。
これから買物をする際には「これ……こんな使いかたしたらおもしろそうだな」といった具合に、いかにSMプレイに結びつけるかという視点で買い物をしてみるのも面白いですよ。
SM出会い系でいつ出会いが成立してもいいように、今からすぐ会わない?というチャンスを逃さないためにも、常日頃から備えておきましょう。天災は忘れた頃にやってくるといいますが、SM出会いは忘れる間もなく次々にやってくるものなのですから。