私がこのブログを始めてからはや3年以上になりますが、嬉しいことに多くの人に見ていただけるブログになりました。ありがとうございます。私がこうして続けられているのも、見てくださっている方の励ましのメールなどがほんとうにチカラになっています。
特に、このブログを見てからSMに興味を持って始めてみた、というひとが多いことがとても嬉しいですね。やっぱりSMというのはどうしてもアンダーグラウンドなイメージがあって、まだまだプレイ人口が多いとは言えません。しかし、潜在的にSMに興味を持っている人口というのはその何十倍もいるものだと思っています。私としては、もっとその潜在人口を目覚めさせてもっともっとSM業界を盛り上げたい!と思っています。
そこで、今回はこれからSMを始めてみたいと思っている、本当の初心者に向けたSM入門ガイドというものをあらためてイチから書いてみたいと思います。上級者の方にとっても、いまいちど初心にかえるための基礎を思い出すということに役立てていただければ幸いです。
はじめに
そもそもとして、SMといわれて思いつくのはいったいどのようなイメージが多いでしょうか?おそらくは薄暗く閉ざされた空間で、まるで仮面舞踏会のような怪しげなマスクをつけた女王様がムチやロウソクなどをふるっている……もしくは、猿ぐつわをかまされて荒縄で亀甲縛りにされた女性が天井の梁から吊るされて、お尻をひっぱたかれて真っ赤に腫らせている……そんな暗くてダーティなイメージが多いかもしれません。
[icon image=”point-b-r”]しかし、実際のSMプレイと一般の人がイメージするSMプレイというのは実は大きく違うんです。
先ほどのイメージというのは、SMをテーマにしたアダルトビデオだったり、陵辱者のアダルトゲームやエッチなマンガ、そして愛好家に公演として披露するためのSMショーであり「人に見せるためのSM」のプレイなのです。
現実としてSMプレイを楽しんでいる一般人のひとたちの多くはもっと明るく楽しいプレイをしています。そしてそれはいろいろな種類があり、えてして奥深いものなのです。
たとえば亀甲縛りのような緊縛・拘束プレイだってもっと気軽なものです。縛り方なんて知らなくてもいいんです。ただ、柔らかいヒモなどで手首を縛るだけでも立派な拘束プレイです。
本格的にやろうと思えばいろいろな種類の器具や縄がありますし、拘束した状態からの羞恥プレイやご奉仕プレイをたのしむといったシナジー効果をプレイに取り入れたりもすれば、その可能性はまさに無限大です。
そして、SとMという役割が決まっているため、あんがい初心者の人でも「やるべきこと」が決まっており、とっつきやすいといったメリットも有ります。ふつうのカップルがちょっと変わったエッチがしたいよね、というなんともカジュアルな理由から始めるのも今や珍しくありません。
SMプレイでは、MはSに身を任せることになりますし、SはMにたいしてやろうと思えばなんでも出来てしまう立場になります。つまり、お互いに信頼関係がなければ成り立たないプレイなんですね。いまやネットゲームやTwitterなどのSNSで人と繋がる機会は増えましたが、その底はどんどん浅くなる一方です。人と人がもっとも深く繋がり合えるのが、このSMプレイなのかもしれません。
しかし、いくらSMプレイに興味があるといっても、SMプレイは1人では出来ません。必ず、パートナーが必要になります。それに初心者が生半可に手を出すと、大きな怪我を引き起こしてしまう可能性もありますので、何も知らずに見た聞いただけの知識でやってしまうと、とても危険な行為になってしまうことも。
[icon image=”finger1-b”]そこで、今回はSMパートナーの見つけ方から、具体的なSMのプレイ手順や注意点など、SMプレイに関しての必要な知識を順に説明していきたいと思います。
SMはたんなるアブノーマルプレイや変態プレイではありません。やればわかるのですが、実に愛情に満ちて人間らしさを再確認できるとても奥深いプレイです。入り口はカップルのマンネリ打破だったり、変わったエッチがしてみたいといった動機からでもいいんです。注意事項さえしっかりわかっていれば、細かいルールなどはありません。SMプレイを始めたいと思ったその日から始めることだって出来ます。SMプレイなしでは決して味わうことの出来なかった「本当のつながり」というものを味わえるチャンスを、いまこれを見ているあなたは手にしているのですから。