ひとくちに緊縛プレイといっても様々な縛り方があります。ネクタイやタオルで出来るようなお手軽なものから、本格的な10M級の縄を複数本つかってようやく完成するような複雑なものまで。
そんな数ある縛り方のなかでも、特にM女に人気な縛り方を5つに厳選して紹介したいと思います。
この5つのなかで全部とはいわずとも、1つか2つでも出来るようになっておくだけで一目置かれること間違いないですし、まだ習得していないものがあればぜひ練習してみましょう!
第5位 股縄
股の下に縄を通すことからそう呼ばれています。その名の通り、縄が股……つまりは性器に直接ふれるため、縄とこすれることでクリトリスが刺激されて快楽を得られます。
ちょっと動くだけでも刺激を得られるため、それを求めてうねうねと身をよじってしまう様はとてもいやらしく、眺めている側も楽しめます。
本来は肌の上から直に縛るものですが、まだ慣れていない相手であれば下着の上から縛ってあげると刺激が緩和されるので覚えておきましょう。
また、荒縄を使う場合はきちんと毛羽どりをしないとチクチクとした痛みやかゆみでプレイに集中できなくなってしまいますので、前準備をしっかりしておくことが大事です。
逆に慣れてきた頃合いには食い込むほどキツめに縛ってあげると見栄えが良くなります。
人気の理由としては性器と縄がこすれあって快楽につながることと、性器そのものを縛り上げられるような被虐心から、股縄をされるとMスイッチが入ってしまう……というM女も多いです。
第4位 後ろ手縛り
後ろに手を回した状態で縛り上げるもので「縛られている感」はかなり強く味わえることが特徴です。
犯人に誘拐された人質などがよくこの縛り方をされていますので、まさに相手の自由を奪うために特化した縛り方と言えるでしょう。
まるで生殺与奪の権利を握られているような、ゆるい縛り方では味わえないような被征服感を得られるとのことです。
注意点としては、自分で軽く手を後ろに回してみるとわかるのですが、けっこうキツい体勢です。ギチギチに縛ったまま長時間固定すると関節を痛めてしまうので、定期的に痛みがないかどうかを確認すると良いでしょう。
相手の性格によっては痛みを言い出せずに我慢してしまうかもしれないので、ある程度は動かせる程度に緩めに縛るか、短時間でのポイント利用にするなどの工夫をしてあげると優しいですね。
第3位 亀甲縛り(菱縄縛り)
SMといえばこれ!ともいえる代名詞的な存在ですね。
「わたし、あの亀甲縛りをされてるんだ……」という、ある種の憧れのような一面といいますか、画像や動画でしかみたことのなかった縛り方を自分が今実際にされているというシチュエーションに興奮するようです。
ですが、実際にやってみるとわかるのですが、この亀甲縛りは面倒なわりに実用的な緊縛の要素はほとんどなく、ほぼ観賞用の縛り方です。
他の多くの縛り方は体が自由に動かせなくなる拘束感からくる被虐心や被征服感を得られるものですが、亀甲縛りはあくまでも女性の裸体を美しく仕上げるものといった立ち位置です。
ちなみに似た縛り方に菱縄縛りというものがあり体の中央に来る縄の図形がひし形であれば菱縄縛り、六角形であれば亀甲縛りと分類されるのですが、あまりここを細かく気にしても仕方ないのでほぼ同じものといった認識で問題ありません。
プレイ中にやるのであれば亀甲縛り+手首や後ろ手縛りといった組み合わせで使うことが多いですし、逆に手足は拘束せずにコートなどを着て露出プレイを盛り上げるスパイスとして愛用されている方もいます。
第2位 M字開脚縛り
もっとも女性の羞恥心を刺激できるのがこのM字開脚縛りですね。
普段のセックスでも股を両手でガバッと開かれると、恥ずかしがって足を閉じてしまう女性は多いですよね。
そんな恥ずかしい格好を常に強いることが出来る縛り方ですので、相手が感じる恥ずかしさは数ある縛り方の中でもトップクラスです。
ただ、上半身がフリーだと手で性器を隠せてしまうため、同時に手も束縛しておくのがセオリーとなっています。
特に後ろ手縛りとの親和性は高く、見た目的にも非常に映えますし、顔を背けるような仕草をされるときは本当にたまらなく虐めたくなる心を刺激されますね。
第1位 手首・足首縛り
意外かもしれませんが、もっともシンプルでお手軽な手首・足首縛りが1位となっています。
なぜかといえば「あまりにも実用的な縛り方」であるがゆえですね。
まず誰にでもすぐ簡単にできることから幅広く行われていますし、縛るのに時間がかからないというのもメリットです。
縛ること自体が目的、つまり緊縛プレイを主に楽しむのであれば亀甲縛りやM字開脚縛りなどの時間がかかるものであっても、縛られている最中自体もプレイとして楽しめます。
ですが、セックスのスパイスとしての縛りプレイであれば、長々と時間をかけて縛っているのは熱が冷めてしまうものです。
手首を縛るだけであればネクタイやタオルなどの身近なもので良いですし、いまならSMグッズとして手錠やワンタッチで拘束できるアイテムも安く手に入ります。
やはり本格的なSMプレイを楽しむハードコア層よりも、ソフトSMで気軽に楽しみたいといったカジュアル層のほうが人口が多いですからね。
まずなにかひとつ縛り方を覚えたい……というのであれば、この手首・足首縛りから習得しておけば間違いありません!