言葉責めというと、なんだか難しいイメージをもっていませんか?豊富なボキャブラリーを持っていなければいけないのではだとか、その場にふさわしい臨機応変な対応が求められるのでは……と、尻込みしてしまっている人も多いかと思います。
実際、わたしもそうでしたからね。いざプレイ中に気の利いた言葉責めのひとつやふたつしていかないと、なんて思ってしまうとそっちに思考が集中してしまい、肝心な手元がお留守になってM女に不満を持たれてしまったこともちらほら。
そんな事があって以来、言葉責めというプレイにはちょっと苦手意識があったのですが、今ではなにも考えずにできるようになりました(笑)
それは、ある程度パターンを覚えてルーチン化してしまえばいいということに気づいたからです。今回はそんな言葉責めのコツを紹介したいと思います。
SM出会い系ならではの立ち回り
SM出会い系を利用していると、会ったばかりの女性とセックスをする機会が本当に多いです。そんな中で、わたしは色んなバリエーションをもたなければ飽きられてしまう、と不安に思っていたのですが、実際はその逆でした。
むしろ会ったばかりの女性には、毎回同じプレイをすればいいだけなのです。
こちらは毎回同じことをしているだけでも、相手が違えばそれは毎回初めてで新鮮なこととして受け止めてくれるのです。これは実に当たり前のことなのですが、主観だけで見ているとなかなか気づきにくいものでした。
なにもプレイだけではなく、出会い系でのメールのアプローチも同じことですよね。私はもうある程度のパターンをつくったメール用のテンプレートを10種類くらい用意していて、相手に合わせて一番ふさわしいなと思った本文をコピペして、相手の名前や嗜好に合わせてちょちょっと変更したあとに送信しています。
こうすることで考えることや手間が減ってすごく楽になるし、これまでの経験からテンプレートも微調整を繰り返して洗練された(と思っている)文章になっているので、そのまま出会いにつながる確率も日に日に高くなっており、まさにいいことづくめです。
出会い系もセックスも同じことをするだけでOK
それと同じことを初めて会った女性とのセックスでも実践しているわけですね。
なにが良くてなにがダメだったのかをその都度修正していき、自分の中では毎回同じことをするだけなので練度も上がっているわけですし、なにも考えずにただ同じことをするだけで相手が喜んで私にハマってくれるのですから、まさに最高といった気分です。
そのシステムを応用して、言葉責めもいくつかのテンプレートを用意しておき、相手のリアクションに合わせてフローチャート式に言葉を選んでいくだけでよくなりました!
最初こそ覚えるのがちょっと大変かもしれませんが、別に全部覚えなくてもいいですし、忘れてしまったら忘れたでその場の雰囲気に合わせてなんとなく言葉責めをしてみるだけでいいのですから、やったもん勝ちといったところですね。
あくまで私の体験談や成功例から編み出した言葉責めのラインナップですので、参考程度にごらんください!
言葉責めでしてはいけないNG行為
まず、言葉責めというと相手を罵倒するような言葉を連想する人もいるかも知れませんが、それは絶対にNGです。
よっぽどパートナー歴が長い付き合いをしているか、もしくはズブズブに調教され済みのドM女以外に、罵倒するような言葉責めをしてはいけません。
基本的にSM出会い系はソフトSMから始めてみたい、と興味をもった初心者も多いので、言葉責めもソフトなものから始めたほうが無難なのです。
絶対にしてはいけない言葉責めとしては以下のようなものが挙げられます。
1.相手の身体的特徴を責める
ちょっとぽっちゃりした女性であれば「デブ」や「ブタ」など、おっぱいが小さめの女性であれば「貧乳」や「まな板」など、相手がコンプレックスに思っているかもしれない部分を言葉責めするのは絶対にNGです。
相手が傷つくのはもちろんですし、そのことによってエッチな気分どころか落ち込んでしまい、その場で帰られてしまうかもしれません。
2.相手のプレイをけなす
たとえば相手がフェラチオをしている時に「なんだそれ!なんにも気持ちよくないぞ!もっとしっかりやれ!」といった強い口調でプレイをけなすことは多くの場合いい結果にはなりません。
もちろんそういったことを言われて喜ぶ女性もいるのですが、初めての相手にいきなりそれをぶちかますのはなかなかリスクがあると言えます。せっかく相手が奉仕の気持ちでしてくれるのですから、それをけなすようなことはやめておきましょう。
3.イったかどうかの確認がしつこい
これはSMプレイに限らない話なのですが、男性側から女性側に「いまのイった?イッたよね?」と何度もしつこく確認されることは、ほんとうにゲンナリするようです。
そもそもある程度の経験を積めば、相手が本当にイッたかどうかはすぐにわかります。イッてもいないのに「イッた?イッた?」なんて聞かれたらもう気持ちが冷めるのは当たり前ですよね。
相手がイッたかどうかもわからない経験不足がバレてしまうことにも繋がります。女性をイカせた経験がまだ少ない男性は不安でつい確認したくなるのもわかるのですが、いずれ聞かずともすぐわかるようになりますので、それまではぐっとガマンしましょう。
4.淫語を無理やり言わせる
AVを見すぎな男性にありがちなのですが「○○○○~、って言ってごらん」のような淫語を相手に復唱させるタイプは基本的には嫌がられます。
「どこにおちんちんが欲しいのか言ってごらん?」のような催促もよくないですね。基本的に「~ごらん」系はキモいと感じる女性が多いようで、評判がよくないです。
よほどプレイが盛り上がってきている雰囲気でならまだいいのですが、まだ前戯の段階などの浅いタイミングでこれをされると興が冷めてしまうようです。
5.他の男と比べさせる
彼氏旦那や他のご主人さまと比べて俺はどうだ?と、言わせたくなってしまう気持ちはわかります。しかし、それは「言わせてしまった」時点でもう価値はないのです。
そう聞かれた女性側は本当であれ嘘であれ「あなたのほうがいい」と答えるしかないのです。たとえそれが本心だったとしても、こっちからしたら「聞かれたからそう言っただけじゃないのか?」といった気持ちがぬぐえませんし、本当に自分のほうが良ければ相手から言ってくれます。じっと待ちましょう!
以上が言葉責めにおいてもNGワードですね。これはSMプレイだけではなく、普段のノーマルなセックスにおいても同じことです。
ただし、あくまで「出会い系で初めてあった女性とのセックスorSMプレイ」を想定していますので、より深い関係になった場合は上記のNGワードたちもアリになってくるケースは十分にあります。
喜ばれる言葉責めを知ろう!
では、次は喜ばれる言葉責めのコツを紹介します。
まず、そもそもなぜ言葉責めをするのか?を意識しましょう。自分が満足するため?それとも相手をより興奮させるため?どちらの意見もあると思いますが、個人的には後者の「相手をより興奮させるため」のものだと思っています。
SMのSはサービスのSだという名言もありますからね。そのため、今回紹介する言葉責めもその視点から見たカジュアルでライトなものになっていますので、その点をご留意ください。
1.相手を褒める
人間は誰かに褒められたら嬉しいものです。思わず顔が赤面してしまう、なんていいますが、それは褒められることによって体が興奮するからこそ赤くなるのです。褒めるだけで興奮してくれるのであれば安いものですよね。
身体的特徴をけなすのはNGでしたが、褒めるのであれば大いに結構です。ぽっちゃりした女性であれば「こういう身体、大好きなんだ」であったり、おっぱいが小さい女性であれば「すごくきれいで形がいいね」など、あえて褒めてあげることでとても喜んでくれたりします。
とにかく迷ったらなんでもいいので「きれいだね」と褒めてあげればいいのです。肌でもいいし髪でもいいし声質でもいいし、なんでもいいのです。目についたところから褒めてあげましょう。ただ何でもかんでも褒めるとくどいし嘘っぽくなりますので注意です(笑)
2.実況中継をする
いま自分がなにをしていて、相手がどうなっているのか。それを言葉にして伝えてあげましょう。「もうこんなに濡れちゃってるんだね」「指先が震えてるよ」など、自分が置かれている状況をあらためて言葉で説明されることでぐっと意識が高まり、感じやすくなるのです。
相手が見えない、意識できない部分であれば、たとえ実際にそうでなくてもでっち上げてしまっても構いません。意識することで結果的に本当にそうなってしまうことが多いのですから(笑)
3.軽い命令をする
「こっち見て」や「もっと足をひらいて」など、簡単な命令をはさむのもいいですね。どうしてもM女は受動的というか、されっぱなしになってしまうので、なにか自分でアクションを起こすタイミングを作ってあげるといいメリハリになります。
とくに快楽に集中すると人間は自然と目をつむってしまうもの。相手の目線をこっちに向けて自分を見てもらうことはとても大事です。
4.すぐに返答できる質問をする
上記でも触れましたが、相手にアクションを起こさせることはとても大事です。されるがままが続くとどうしても単調になって感度も下がってしまうもの。そこでちょっとした質問を挟んで、相手の意識を起こしてあげましょう。
重要なのはまどろんだ意識の中でもすぐに答えられるような質問をすることです。
例えば「どこ触って欲しい?」といった漠然とした質問だと、相手に思考する時間を与えてしまい、その分せっかく快楽に溺れていた意識が冷めてしまうことも。
「ここ気持ちいい?」「〇〇と△△、どっち触って欲しい?」など、YESNOで答えられる質問か、あらかじめこちらで候補を2つにしぼって選ぶだけでいいような質問をしてあげましょう。
5.相手の行動を制限する
人の心理として、しちゃダメといわれると余計にしたくなるという意識があります。押してはいけないと書かれたボタンがあったら押したくなりますよね。これを心理学でカリギュラ効果というのですが、言葉責めにおいてもおおいに使えるテクニックです。
「まだイッちゃだめだよ」「いまから声だしたら愛撫をやめるからね」など、自分の行動を制限されると非常に興奮するそうです。そして頃合いを見て「もう○○してもいいんだよ」と解放してあげることで相手の気持ちをコントロールしましょう。
まとめ
長くなってしまいましたが、言葉責めのイロハはある程度わかっていただけたかと思います。簡単に言えば、相手の嫌がることをせず、喜ぶことをしよう、というだけのことです。
最初はどうしてもうまくいかないことも多いでしょう。しかし、失敗から学んでいけばいいだけのことなのです。SM出会い系はとにかく簡単に会えてセックスできるのですから、数をこなして練習するにはうってつけの環境なのです。
いきなり全部カンペキにできる人なんていないのですから、今日は1番をやってみよう。うまくいったから次は1番と3番をやってみよう、という具合に少しずつ慣れていけばいいのです。
そうしていくうちになにも考えずにパターン化・ルーチン化された言葉責めが自分の中に出来上がります。それまでは私のお伝えした言葉責めのコツをちょっと意識してやってみてくださいね!