SMプレイといえばまず頭に浮かぶのは縄で縛られた女性の美しい裸体ですよね。しかし、SMの代名詞ともいえる亀甲縛りのような難易度の高い結びは初心者にはなかなか難しいものです。
初心者が勘違いしてしまいがちなのは、あのような見た目が美しい縛り方の目的は観賞用が主であり、実際にあの縛り方をSMプレイに組み込んでいる人ってのはごくわずかなんですよね。
私も何度かリクエストに答えて亀甲縛りをしたことがありますが、入念な準備がいりますし縛り終えるまでの時間も数時間かかります。
正直、全然エッチな気分にはなりません(笑)縛っている最中は男も女も必死で、それどころではないといったところです。
縛り終えたあともやりきった充足感で満足してしまい、撮影などを一通りしたあとはそのまま縄をほどいてしまうのがほとんどでしたね。
亀甲縛りをしたままセックスなんてのは夢のまた夢というか、もともと実用性に乏しい縛り方ですので、普段のエッチで使える実用的な縛り方を今回は紹介したいと思います。
普段遣いの縛り方
普段のエッチで緊縛プレイを取り込んでみたいと思う人は多いと思います。ちょっとしたアクセントにはとてもいいですからね緊縛って。
ここで重要視されるのはスピード感です。
エッチの最中にガサガサとロープを探し始めたり、うまく縛れずにモタモタと手こずってしまったりしてしまうと、相手の気分はだだ下がりしてしまうんですよね。
なのでさっと手軽にやれるやつでいいんですよ。胡座縛りや高手小手縛りといった小難しい名前がつくような縛り方なんて普段遣いはしないんですから。
私が普段からもっぱら使っているのは手首だけをさっと縛るものです。分類的には「手首縛り」と呼ばれているものですね。そのままですが(笑)
手首縛りのやり方
縄を使った詳細なやり方はこちらをご覧ください。
しかし、今回は縄すら使わずスピード感重視で同じ状況を再現できるやり方をお教えしたいと思います。
手元にあることが多く、手っ取り早くできるのはネクタイやハンカチを使った方法ですね。
ただネクタイやハンカチを相手の手首にしばるだけでOKです。ほどけないようにとギュッと締めてしまいがちですが、あまり強いと相手の血流まで止めてしまうので指1本が入るくらいの隙間は残しておきましょう。
それがないなら自分が脱いだシャツや肌着などでも十分に縛れます。縛るときは縄やロープを使わなきゃ、という思い込みがあるかもしれませんが、普段づかいなんですから適当でいいんです。
手首を動かせないでいるという状況が大事なのですから、それを再現できるのであれば使う道具はなんでもいいんです。
こんなものも使える!意外な代用品
意外性のあるもので言えばサランラップなんかも十分に実用たり得ますよ。
やり方は簡単でただ手首をぐるぐる巻きにするだけです。これもきつめに巻いてしまうとまったく動けなくなってしまって苦しいので緩めを意識しておきましょう。
あとはスマホの充電ケーブルなんかも使えますね。なんかしらの電源コードでもなんでもいいです。
ただ、縛られてる側は身体の反射などで思わぬ力が入ってしまうこともありますので、破損して困るような……たとえば数万円もするような高級イヤホンのケーブルなどは避けたほうがいいかもしれませんね。
ラッピングや包装などについてきたちょっとしたリボンを取っておくのもいいですよ。
段ボールや新聞紙をまとめるためのビニール紐でもいいですし、ガムテで手首を巻くだけでも十分な固定になります。
100均で売ってる結束バンドも、両手の親指をくっつけてそれを縛るだけで全然うごけなくなるのでおもしろいですよ。
このように手首を縛ろうと思えばいくらでもやりようはあるのですから、みなさんも気軽に試してトライしてくださいね。