2015年04月一覧

SMプレイと脳内麻薬の関係とは

初心者が道具を選ぶのであれば、最初はシンプルで必要最低限の機能を備えたものにしましょう。ローターであればただ一定の強さで振動するもので十分ですし、バイブも無駄に凝った形や動きのものではなく、シンプルなものにしましょう。

いきなりあれやこれやと機能がついたハイスペックなものを買ってしまうと、ランクアップさせていく楽しみが失われてしまいますからね。ドラゴンクエストでいきなり最強武器であるところのロトの剣をもってスタートしたとしても、最初はばっさばっさと敵をなぎ倒せて楽しいかもしれませんが、レベルが上っても装備 が一向に変わらないというのは虚しいものです。自身のレベルが上がって、それにつれて装備もだんだん向上していくほうが楽しめますよね。

開発される側にとっても、一段一段ゆっくりとステップアップしていくと「徐々に開発されている自分」というものが実感できて、よりよいM女に育ってくれるも のですし。勉強やスポーツ、ゲームでもそうですが「成長していく実感」を得られるかどうかというのは満足度にとても大きく影響してきます。

最初はなかなか覚えられなかった九九をスラスラ言えるようになった時、逆上がりができなくても何度もやっていくうちに楽勝で出来るようになった時、マリオも慣れないうちはクリボーやノコノコにあっさり殺されてしまうものですが、慣れてくるとダッシュを維持しながらポンポンと踏み倒してテンポよくノーミスでクリア出来るようになった時。これらの体験ってとても気持ちがいいものではなかったですか?

いずれも成長が実感出来る時というのは、ドーパミンという脳内の快楽物質が出ている時です。ドーパミンとは物事が成功したり、上達したと感じた時にでる脳内物質で、モルヒネやコカインといった麻薬に相当する快楽や効果を得ることができるので脳内麻薬とも呼ばれています。

 ドーパミンだけではない、エンドルフィンやダイノルフィンなどの脳内麻薬物質

脳内麻薬と呼ばれる物質はドーパミンだけではありません。エンドルフィンやダイノルフィンといった鎮痛・鎮静作用のある物質も分泌されます。効果としてはモルヒネと似た効果であり、これが分泌されていると痛みを感じにくくなります。

例えば、僕自身の話になるのですが数年前に自転車で走行中に転倒してしまったことがありました。突然道路に飛び出してきた小動物を避けようと、とっさに前輪ブレーキをかけてしまったのですが、けっこうなスピードが出ていたのと下り坂だったために、後輪が浮き上がってしまい地面に投げ飛ばされた格好になってしまいました。

かなりの勢いで側頭部と右腕をアスファルトにこすりつけるような形になってしまい、けっこうな出血と右まぶたの近くを10針以上縫う怪我を負ってしまったのですが……不思議と、事故直後から病院で緊急処置を受けるまでの間、ほとんど痛みを感じることはありませんでした。むしろ、術後の麻酔が切れはじめてからやっと痛みを感じはじめ、そこからの激痛は今でも覚えています。

これはまさにエンドルフィンがモルヒネの代わりとして鎮痛作用を引き起こしてくれた結果です。むしろ、その鎮痛作用だけでいえばエンドルフィンは実にモルヒネの6倍相当の効果があるそうです。

エンドルフィンは怪我をした時だけではなく、マラソン選手がある一定のラインを超えた時に感じだす快楽…いわゆるランナーズ・ハイにも作用していると言われています。マラソンで走り続けることは苦痛を伴いますが、苦痛を受け続けることによってエンドルフィンが分泌され、むしろ苦痛が快楽・恍惚感に変わる現象です。そして男性だったら気絶してしまう、もしくは金玉を蹴り上げられた時の数十倍の痛み、なんて言われている女性の出産時にもこのエンドルフィンが分泌がされ、痛みをやわらげていると言われています。

実はこのエンドルフィン、痛みをやわらげるだけではなく快楽を引き起こすドーパミンを誘発するという作用もあるのです。

SM行為は脳内麻薬をフル活用している

先ほど少しランナーズ・ハイに触れましたが、SM行為の快楽というのはまさにこれと似たようなものです。というより、原理的にはまったく同じことと言ってしまっても過言ではありません。

マラソンという苦痛を伴う行為を続けることでエンドルフィンが分泌され、エンドルフィンが分泌されたことによってドーパミンも引き起こされ、誘発されることで苦痛が快楽に変わっていく……という仕組みです。

もちろん、誰しもが簡単にSMプレイをしたからといってランナーズ・ハイ状態に陥るとは限りません。むしろ、その境地に辿り着くまでに苦痛に耐え切れずやめてしまう人のほうが多いことでしょう。いきなり素人に42.195キロのフルマラソンを完走しろと言われたってまず無理な話です。そのラインまでいくためにはS側の技量もさることながら、M側の探究心や我慢強さも求められます。

これは一朝一夕で出来るものではなく、長い時間がかかるものだと思っていてください。しかし、時間と経験さえあれば誰しもがたどり着けるはずです。才能や体質といったものにはほとんど左右されません。人はご飯を食べなければお腹が空く。人は皮膚をつねられたら痛い。それと同じような、肉体としての論理的であり根源的な反応ですので、特別なコツなどは必要ありません。

そこに至るまでの過程が、いわゆる「調教」と呼ばれる行為なわけですね。最初は痛みや恐怖でしかなかった行為が、それを定期的に続けることによって次第になれていき、やがては痛みや恐怖よりも快楽や興奮が上回ることになります。

その味を一度覚えてしまえば、これまでの長い準備期間がウソのようにあっという間に苦痛を快楽に変換できるよう「コントロール」出来るようになってきます。そうなってしまえばあとはその快楽をいかに深く、長く突き詰めることが出来るかというネクストステージに入るわけですね。

ムチやロウソクといった道具は、あくまでもそのエンドルフィンやドーパミンを効率よく引き出すためのトリガー(引き金)でしかありません。なのでムチの振り方やロウソクの垂らし方、といったテクニックもそれをより効率的に引き出すという点では大事かもしれませんが、大局からみればさほど大事なことではありません。

そういった小手先のことにとらわれずに、いかに脳内麻薬物質であるエンドルフィンやドーパミンを上手くコントロールできるようになるか…そこに意識を持っていけるようになれば、その人はもう立派な上級者と言ってしまって差し支えないでしょう。


SMプレイにおける道具の選び方

SMプレイにおいて道具というのはとても大事なものです。なにせ、自身の体よりもその道具のほうがパートナーに触れている時間が多いことも珍しくありません。そんな相手の体に直接触れたり作用する道具の選び方、使い方には細心の注意をはらいましょう。

とくにいまはネット通販で気軽にいろんなアイテムが選べる時代です。きちんと自分の目的、熟練度に見合ったアイテムを選ばないとトラブルや失敗のもとになりかねません。

道具を相手に使う際は、必ず事前に自分で体験してみましょう

一番いいのはパートナーと一緒に現物を見ながら買うことです。むしろ、それ自体が一つのプレイとして成り立ったりもしますからね。あれやこれやらと現物を手にして、これはどう?こんなのは?さすがにこれはやばいよね?なんて言いながら吟味するのは楽しいものです。

でも、そういったデート感覚で買い物に行ける相手がパートナーであるとは限りませんし、ドン・キホーテのようなカジュアルにSMグッズが買えるお店が近くにあるとも限りません。あとは、突然取り出してパートナーにサプライズを与えたい、なんてのもあるでしょう。そういう時に役立つのはやはりネット通販です。

いまでは最大手のAmazonや楽天などでも気軽にSMグッズを買える時代ですからね。レビューや使用感などが載っている場合も多く、参考になります。私個人の買い物のコツとしては「レビューの☆1と☆5は参考にするな」といったところでしょうか。

経験則的に、☆5をつけるような人はなんにでも☆5をつける傾向にあります。☆1は商品以外のなにか外因的なものが理由で不当に下げられてしまっていることが多いです。例えば発送が遅かっただの、メールでの対応が悪かっただの、梱包が雑だっただの…。それはその商品自体にはなんの落ち度もありませんからね。まったく参考になりません。

なので主に見るのは☆2と☆4のレビューです。中でもやはり被体験者側のレビューが参考になります。どんな使い方をされて気持ちが良かった、というのは特に貴重な意見です。使用者側の意見もある程度参考にはなりますが、やはり実際にそのグッズを体験している側の意見のほうがより参考になりますからね。

価格も高ければ良いものとは限りません。1000円のバイブと5000円のバイブでは後者のほうが5倍気持ちがいい、なんてことはありませんからね。もちろん、値段が高いなら高いなりの理由…例えばパワーがあったり、造形が凝っていたり、動きが複雑だったりといろんな要因があります。

初心者の入門用ということであれば、まずはソコソコの値段のものから始めるのがいいでしょう。高すぎるモノはおそらく、持て余すことになるでしょう。安すぎるものはたいていはろくなものではないです。使い捨てや試しに使うならいいですが、あくまでも安いものは値段相応のクオリティだと思っていてください。それにバイブやローターであればパートナーの体内に直接触れたり、口で舐めまわしたりするものですから、あまり安すぎるのもこわいですからね。

3705最近は一口にバイブといっても、いろんな形や種類のものがあります。例えば、こちらの画像…一見すると、なんだか芸術的な彫刻作品のようにも見えますが、れっきとしたバイブです。でもこれって、使い方がぱっと見ではよくわかりませんよね?なんとなく太い方をマンコに挿入するんだろうな…というのはわかりますが、じゃあ反対の細い方はどう使うの?といった具合にです。

それをいざ使う段階になってから迷って戸惑っていたのでは情けないですし、興冷めになってしまいますからね。必ず事前に正しい使い方を調べておくのが大事です。そして、できれば自分の肌に実際に当てて体験してください。これはなにもバイブやローターだけではなく、ムチやロウソク、目隠しや縄も含めたSMグッズ全般にいえることです。

誰かに料理を作ってあげるときは、実際にテーブルに並べる前に味見をして確認するのがマナーですよね。何度も作っている定番メニューであれば省略してもいいですが、初めて作る料理であれば絶対に必要な行為です。SMプレイもそれと同じこと。むしろ不必要な怪我や痛みを避けるためにも、大事な作業といえるでしょう。


初心者が勘違いしがちな、ムチとロウソクプレイ

SMプレイを楽しんでいく中で、失敗してしまう時というのは必ず訪れます。誰しも最初は初心者ですし、初心者であればこそ失敗するのは当たり前のこと。なにも恥ずかしいことではないのです。

むしろ、失敗できることは幸せだと思ってください。挑戦できる機会がなければそもそも失敗することすら出来ないのですから。

ただ、失敗にも度合いがあります。笑って済ませられる失敗談ならいいですが、トラウマや大怪我を引き起こしてしまうほどの失敗だってあるのです。

今回はそういった失敗しがちなプレイ…とくにムチロウソクについて書いてみたいと思います。

ムチとロウソクは、必ずSM専用の物を使いましょう

皆さんのイメージするSM像は、やはり女性を亀甲縛りにしておしりをスパンキングしたり、いかにもな女王様のアイマスクをかぶった女性がムチやロウソクでブリーフ一丁の男性を責め立てるような図ではないでしょうか?

もちろんそれは代表的なSM行為ではあるのですが、決して初心者向けではありません。むしろ初心者と自覚しているのであれば、やってはいけない行為とも言えるかもしれません。なぜなら、先ほど挙げた行為というのは大きな怪我を伴う危険性があるからです。

ムチやロウソクはどれでもいいわけではなく、きちんとしたショップで買った「SM専用のムチ・ロウソク」といったものでないと火傷や出血の危険性があります。

よく知られている話ではありますが、SM専用のロウソクと普段つかっている一般的なロウソクというのはまったくの別物です。

SM専用に作られたロウソクは融点が低めに設定されており、火傷を引き起こすほどの高温にはなりません。(とはいえもちろんとても熱いです)仏壇やケーキに使うロウソクや、アロマキャンドルなどは絶対に使用してはいけません。

粗悪なムチは大怪我の危険性も

また、ムチにもきちんとした専用のムチというものがあります。上記の画像のようなムチが使われるのが一般的なのですが、名前はバラ鞭(ナインテール)と呼ばれることが多いです。

これは見た目や音は非常に派手で痛そうに見えるのですが、実際に使ってみると音ほどの痛みはないため、まさにSMプレイのためにあるようなムチといえるでしょう。

逆に乗馬で使われるような、一本ムチの場合は痛みが非常に鋭く、また身体にも痕が残りがちです。もちろんそちらを好む上級者のかたもいるのですが、初心者であればまずはバラ鞭から体験してみることをおすすめします。

ちなみに、身近なものでムチを代用しようと思うと多くの方が革製のベルトをムチのように使うのですが、あれもけっこう危険です。構造としては一本ムチとほぼ変わらないため、痛みの質も同じです。

バラ鞭は見た目通り、先端が複数に分かれているために点ではなく面でヒットし、痛みもその面積に分散されるために痛みが和らぐのですが、ベルトはヒットする部分がかなり小さいためにかなりの痛みを伴います。

もちろん、常にムチを用意しているとは限りませんし、代用品としての革ベルトのムチはやはり便利ですので、もし使用するのであれば十分に力加減の調整を行ってくださいね。

ただ、バラ鞭も熟練者が使用すればその性質もまた変わってきます。上級者がスナップを効かせてバラ鞭で叩くときは体の表面ではなく、内部にズシンとくるような重いヒット感覚を味わうことが出来ます。

普通に振りぬくような叩き方であれば切れ味鋭く、リズミカルに叩くことが出来ますので、一本鞭を使用する前のウォーミングアップとして使われることも多いです。

ただ、持ち手の短さから「挿入しながら」のプレイではどうしても力が入りきらずに十分な刺激を与えられなかったり、長さや形状のバリエーションにも乏しいため、どうしてもプレイの幅としては狭くなってしまうのがバラ鞭の欠点です。

しかし、痛みがそれほどでもないという長所はこのバラ鞭の最大の特徴ですので、それを活かした「初心者がムチ打ちに慣れるための入門用」であったり「デリケートな股間部分へのムチ殴打」などにはバラ鞭は最適といえるでしょう。


S男のあるべき姿、求められる姿になるコツとは

まずはなにも言わず、こちらの画像をご覧ください。

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どうでしょうか?心当たりのある方、いませんか?一般社会レベルにおいてのこの勘違いはよくある話なのですが、SM出会い系にまできてこのような気持ちでいる男性が非常に多いのです。

もっとも、だからこそ私のような中級者に毛が生えた程度のS男でも入れ食い状態で出会えてしまうわけなので、ありがたくもあるのですが…。私もそろそろ、あちこちを食い散らかして「とりあえず経験を積む」という段階からは卒業したいと思っていますので、皆様にこの心得を伝えたいと思います。

この心得を知っていれば、理想的なS男になれるコツのようなものを掴んでいただけるかと思います。事実、このコツを知らない「S男志望」のライバルたちはたくさんいます。そんなライバルたちに大きく、決定的な差を付けられるといっても過言ではありません。

S男のSとはServices(サービス)のSである

もちろん、本来のSとはSadismus(サディズム)のSなのですが、ある程度SM業界に身をおいた人であれば皆が口をそろえていいます。Sとはサービス…つまり奉仕であると。一般社会レベルでのわかりやすいSMイメージというのは、猿ぐつわや目隠しをされ、荒縄で亀甲縛りにされた女性が服を着た男性の足の爪先を這いずりまわるような…まるで犬がエサや水を得るときのような、惨めな格好をさせられている図ではないでしょうか。

一見すると、男性は傲慢であり女性は服従的であり、奉仕という面では女性が男性に一方的に行っているように思えます。が、実態は違うのです。Sの男性は相手がどのような命令・行為をされたら悦ぶかということを第一に考え、Mの女性というのは自分がどのような命令・行為をされたら悦ぶことが出来るか、というのを第一に考えます。

そういう意味では、Sの男性のほうがよっぽど奉仕的ではないでしょうか。Sの男性は相手のことを深く考え、考慮しているのに対してMの女性はあくまでも自分がまず第一です。なのでよく言われるのは、SはサービスのSでありMは満足のM、という言葉です。

Sの男性はなにも暴力を振るったり、相手を傷つけたいわけでは決してありません。むしろそのまったくの逆なのです。相手をいかに悦ばせるか、満足させるかということで自身の満足や快楽を得るのです。

Mの女性というのはムチで打たれたり暴言を吐かれたりといった行為に快楽や興奮を覚える性質であり、そこで直接的に自身の快楽を得ることが出来るので、あくまでも突き進む道というのは内側の自分自身であり、悪く言ってしまえば自分本位の快楽追求者といった感じです。

なので上記の画像のように人の嫌がることを言ったりして、個人的な快楽や満足を得ているのであれば、それはSどころか実はまったくの逆で、完全なM気質といえます。真のSであれば自分のことは二の次であり、まずは相手の快楽のことを考えます。そして相手が快楽を感じるさまを見て、こちらも快楽を得ることが出来るのです。

SM初心者というのは、むしろ有利になるケースもある

統計学的に見ても男性はS気質な人が多く、女性はM気質な人が多いそうです。ざっくりとした割合で言えばだいたい7:3くらいでしょうか?もっともパートナーとしては7:7と3:3になりますので、結果的にはどちらも溢れることなく釣り合いますのでM男なかたもご心配なく。ただ、絶対数で言えばやはりS男性募集のほうが多いのは事実です。

ただ、SM出会い系に100人のS男がいたとして…M女を満足させられる男性がどれだけいるかといえば…おそらく10人もいないのではないでしょうか。当然、M女というのは自分本位でわがままですので、自分をより満足させてくれる人を探します。そうなると100人のM女で10人のS男の奪い合いになるわけです。これがSM出会い系でS男が入れ食い状態になるカラクリなわけですね。

てことは初心者の自分は残りの90人側に属されて、出会えるチャンスはないってこと…?と思うかもしれません。ですが、それは大きな間違いです。むしろ、会うだけなら熟練者よりも簡単かもしれません。何度かこちらでもすでにお伝えしていることではあるのですが、大事なことなので改めて。びっくりするほど簡単に会える相手を探す初心者ならではのコツというのは……。

ずばり、同じ初心者同士を探すことです。

SM出会い系でSMパートナーを探すという人は、殆どの場合はずっと興味があったけれど彼氏彼女や妻旦那に言い出せなくて、ネットでなら見つけられると思って…といった動機です。それにSMの世界ってなんだか格式が高そうで、初心者がのこのことは入りづらい、ちょっと近寄りがたいイメージ…なんて思っている人も多いでしょう。事実、私もそうでした。

そういった不安を少しでも軽減したくて、同じような右も左もわからない初心者の人と出会いたい、と思ったものです。圧倒的な上級者で一から十まで教えてくれるような余裕のある人であればご教授うけたいものですが、そういった人たちというのはすでに懇意のパートナーがいたり、次は私にお願いします!というような順番待ちがあるような人気者だったりしますので、よほど運やタイミングが良くなければ見つかりません。

中級者くらいの人が一番見つけやすくはあるのですが、それくらいのレベルの人というのはどうしても自分の知識や経験をひけらかしたがる人が多くて「え?そんなことも知らなかったの?」だったり「いまそれするの?(笑)」というような、人をちょっと小馬鹿にした態度をとるひとも少なくありません。

それを考えていくと、やはり初心者同士というのが一番落ち着く結論になるわけですね。それは男性も女性も同じです。むしろどちらかと言えば出会うにあたって不安な面が多いのは女性でしょうから、初心者同士で安心を求めたがるのも女性というわけですね。

なので、初心者のS男が相手を探す場合は、必ず自分が初心者であることを伝えてください。これはすでに何度もかいていることではあるのですが…それほど、大事なことなのです。自分が初心者であることによって、会うことをやめてしまう女性もいることでしょう。でも、そんな女性よりも初心者だからこそ会ってみたい、という女性のほうが圧倒的に多いのです。堂々と初心者であることを名乗りましょう。

最初はだれだって初心者なのです。そこで経験を積むことで初心者から初級者へ、初級者から中級者、そして上級者へと登りつめていくわけです。でも、決してあせらないでください。初心者よりも上級者のほうが偉いというわけでもないのです。

SMというのは相手がいてこそ成立する行為です。まず大事にしたいのはパートナーの気持ちであったり、身体です。はやく上達したい、いろいろ経験したいという気持ちが焦るばかりにパートナーを傷つけてしまったり、ないがしろにしてしまうことだけはやめてくださいね。